コーチングの有効活用

組織サーベイ後、何をするか【前編】

ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン、
毎週木曜担当の斎藤豊です。

「組織サーベイの件で相談したいのですが」
という相談が最近続いています。

組織サーベイは、多くの企業で年1-2回行われ、
一番話題に上がるのは「エンゲージメント」。

人事・組織文脈でのエンゲージメントの意味は、
・愛社精神があるか
・一体感があるか
というあたりでしょうか。

(余談ですが、一昔前は従業員満足度でしたね。
こちらは居心地の良さを測定していましたので社会の変化を感じます)

さて、エンゲージメント。
これは上司の評価に直結するケースもあるので、
そういった企業ではさらに重要視されています。

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1on1における共感力とは?

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースのリードやコーチとして
コーチングの時間を提供しています。

コーチングを学ぶコースの際、私たちリーダーが受講者の一人に、
コーチングのデモンストレーションをさせて頂く時間があるのですが、

それを見聞きしていた受講者から

「ものすごい共感力ですね!」

と言われることがよくあります。

確かにリーダー(コーチ)はクライアントさんに
全集中の呼吸で傾聴していますから
初めてコーアクティブ・コーチングを
目の前で見聞きした方は、その傾聴力から繰り出される
問いかけやコーチングスキルに驚かれることもあります。

一方でコーチは、誤解を恐れずに言うと
好奇心をもってクライアントさんの話す内容を傾聴していますが、
話される内容に共感(同意)しているわけではありません。

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組織変容チームの舞台裏

ウエイクアップ組織変容コーチ川添香です。

私たち組織変容チームの仕事の流れは、
お客様から組織の悩みについて
お問い合わせがあることから始まります。

お問い合わせ内容からどんな課題があるのか
「見立て」をし内容をご提案。
1回のワークショップのこともあれば、
長期にわたるプログラムであることもあります。

長期案件の場合をご紹介しましょう。
案件が成立すればインタビューを行い、
ここでも更なる「見立て」をし、
詳細にプログラムのデザインを行っていきます。

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イノベーションを止めるもの

ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン、
毎週木曜担当の斎藤豊です。

少し前の新聞記事(社説)にこんな記事がありました。

(総理大臣の所信表明を受けて)
・・・温暖化ガス排出を実質ゼロにする目標を掲げた。
大切なのは達成へ向けての具体的な行動だ。

私はこの部分を読んで、少し違和を感じました。
確かに、具体的な行動が伴わない目標は
絵に描いた餅になりかねませんが、
目標即行動でいいのでしょうか。

PDCAもこれに似ていますが、工業社会ではともかく、
イノベーションが求められるシーンにおいては
不適切ではないかと思います。

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誰のための1on1なのか

ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン、
毎週木曜担当の斎藤豊です。

私たちは前身のCTIジャパン時代から数えると
日本で20年間以上、コーチングを中心とした
事業を行っています。

当初はコーチ養成機関として事業を開始して多くのプロコーチを輩出し、
それに加えて約10年前からは企業からのお問い合わせに応えています。

ここ数ヶ月のご相談で、多いテーマの一つが1on1。

1on1を仕掛ける側の人事部門からの相談が多く、
私たちが20年間培ったコーチングを活かしながらの1on1のコツは
たくさんお伝えできるのですが、ふと思いました。

「受け手は本当に1on1して欲しいと思っているのだろうか?」

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自分の状態に気付いていますか?

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。

3月以降、CTIジャパンはコーチング研修の
オンライン化に向け様々な取組みを
行ってきたことで、

リーダーと呼ばれるCTIジャパンのファカルティ陣も
zoomのトレーニングを積み、今ではすっかり
どこに出しても恥ずかしくない程の使い手となりました。

このスキルが身に付くことは半年前には
想像もしなかったことですが、
同じくらい想像もしていなかった疲労感を
感じていることに、私自身が気付きました。

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