ウエイクアップの山田希です。
とあるワークショップで、
知り合いになった外国人が
向こうから歩いてきたときのこと。
ふと目が合った瞬間、すれ違いざまに、
彼女が私にウインクをしたのです。
その素敵さに衝撃を受けた私、
あんな風にウインクができるように
なりたいと願いました。
しかし試しにやってみたら、
どうにもうまく行きません。
鏡で見てみたら、片目どころか
両目とも閉じ、目をつぶろうと思った側に
なぜか身体ごと傾いているうえに、
歯まで食いしばる始末。
表情は何やら苦虫を嚙み潰したようで、
お世辞にも素敵とは言えません。
その日から、私は猛練習を始め、
何とかそのほかの筋肉を動かさずに
片目を閉じるという技を
自分のものにしました。
何かをやってみたいという動機は
甚だ予測のつかないものですが、
動機があるとなしでは覚え方もスピードも
大いに違ってきたりします。