研究・開発

身体知プロジェクト

ウエイクアップの伊藤貴子です。

今年の4月から「身体知プロジェクト」を始めました。

「身体知」をご存知の方もいると思いますが、
慶應義塾大学環境情報学部教授・諏訪正樹氏は、
以下のように述べられています。

「身体知とは,身体に根ざした知,より広義にいうならば,身体と心と社会のすべてに根ざして存立する知を指す」

「知は物理的な存在である身体にどう根ざして形成されるのか? 心とどう結び付いているのか? 社会や生活の文脈にどう影響を受けるのか?」

「ある知が形成されると,身体の処し方,心の在り方,社会や生活も変容する.つまり,知は身体や心や社会に根ざすと同時に,それらを進化させる.」

「人工知能」Vol.32 No.2 『身体知という研究領域』
(一般社団法人 人工知能学会 2017年発行)より
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「みんなで幸せ研」が、日経「ストーリー」に!

ウエイクアップの久慈 洋子です。

最近、Well-Beingとか、「幸せ経営」という言葉を、
ビジネスワードとして、よく耳にするようになりました。
ウエイクアップは、5年前から、慶應義塾大学大学院の
前野 隆司教授と一緒に、
「みんなで幸せでい続ける経営研究会」という
研究会を起ち上げています。
*「(略称)みんなで幸せ研」
HP:https://shiawaseken.jp/

私自身、この研究会の事務局として、設立当初から関わっていますが、
5年前には、「幸せ経営?なにそれ。そんな甘いこと言ってて、
ビジネスが成り立つと思うの?!」という反応が
一般的だったことを考えると、隔世の感があります。
世の中が、この5年間でどんなに急激に動いているか、
本当にびっくりです。

さて、この研究会の活動を、今週の日経電子版
「Nextストーリー」に、取り上げていただきました。
https://www.nikkei.com/stories/topic_story_21050601
「ウェルビーイング~経営に幸せを~」
というタイトルの全4回シリーズです。

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意識は全てのものを含み、何のモノの見方も持たない

ウエイクアップ・SDGsプロジェクトの
三升谷真秀です。

今回は私が学んだ「動物たちと会話をする」
という海外のクラスが大変興味深かったので、
少しだけそのお話をしようと思います。

そもそも動物と話ができるの?というところですが、
私たち人間は言語を持ってからの時代より、
非言語を使ったコミュニケーションをした時代の方が
長いのです。

その頃の私たちはどんな風に
コミュニケーションをとっていたのでしょうか?

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意識の進化って何?

ウエイクアップの山田博です。

ウエイクアップでは本業の事業以外に、
できるだけぶっ飛んでとんがったところで
未来を探索するような活動をやろうよ、ということで
2014年の設立時にE&I (Exploring & Inspiring) という
部署を作りました。

そこで多くの探索や発信をおこなってきたのですが、
中でもなんでこれやってるの?的な
辺境プロジェクトがあります。

それが2019年からやっている
「宇宙視点からの意識の進化プロジェクト」です。

これから人類は地球人という意識を経て
さらに宇宙人としての体験が近未来にやってくるわけで、
その時、人間は一体どのような存在になっていくのか、
そのカギになるのは意識というものの状態ではないか、
という仮説から始まったのです。

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企業のSDGs推進とコーチング・組織変容®

ウエイクアップの番野智行です。

今回は5月19日に開催する無料ウェビナー
「企業におけるSDGsの実践にコーチング・組織変容の知恵を活かすには?」
のご案内です。
https://semican.net/event/SC190305/mcztby.html

「なぜウエイクアップがSDGs?」
「コーチングの会社じゃないの?」
「流行りに乗っかったの?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
今日はこのウェビナー実施の背後にある思いを、
番野からお伝えさせてください。

Build Back Better(創造的復興)という言葉があります。

震災や豪雨などの自然災害や、
いま起きている新型コロナウイルスの感染拡大。

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あなたが創りたい世界は?

ウエイクアップ・SDGsプロジェクトの
三升谷真秀です。

昨年の話になりますが
SDGsのプロジェクトで、
廃棄物リサイクル業界のイノベーター
石坂産業さんを訪問しました。
https://ishizaka-group.co.jp/

石坂産業さんは、建築で使う
産業廃棄物の選別を行い、
リサイクル率98%という
物凄い実績を持っています。
そして、目指すはリサイクル率100%とのこと。

しかし22年前は、工場がある所沢の野菜が
ダイオキシンに汚染されているという誤った報道から
住民から立ち退きを迫られた苦しい時代も
あったそうです。

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Beyond Coaching:コーチングのその先へ

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ウエイクアップの久慈 洋子です。

このごろ、ウエイクアップ(の一部)でよく言われているのが、
“Beyond Coaching”という言葉です。
「コーチングの会社が、なに言ってるの?」
と思われるかもしれません。

でも、皆さんも感じておられるとおり、
コーチングというのは、1つのスキル、手段であって、
「それを使って、何をするのか? どんな世界を目指すのか?」
という問いが、とても大事ですよね。

 

私たちが指針にしている、ウエイクアップのミッションは、
こんな言葉です。
「意識の進化を呼び覚まし、
人やシステムが本来持っている可能性が拓かれた、
幸せな今と未来を創ります」

それは、まさに、コーチングという素晴らしいスキルを使って、
私たちが何をやろうとしているのか、「コーチングの先」に
私たちが何を見たいと思っているか、を示したものです。

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ウエイクアップ・アワード応募締切迫る!

ウエイクアップ・アワード実行委員会の西井多栄子です。

ただいま、応募期間の真っ最中の、
第6回ウエイクアップ・アワードのお知らせです。

ウエイクアップ・アワードとは、
ウエイクアップの目指す
「意識の進化を呼び覚まし、
人やシステムが本来持っている
可能性が拓かれた幸せな今と未来を創る」
活動に取り組まれた個人、もしくは組織に敬意を表し、
それを広く周知するための賞です。

過去の受賞者の皆さんからは、

・多くの方から認知・祝福の言葉をいただき感謝の気持ちが溢れた
・これまでの振り返りや新たな決意の場となった
・社内でもより広く活動が認められ、次の展開への励みとなった
・活動を応援してくれた方への感謝を伝える良い機会となった
・外部の方からの声掛けや新たな問い合わせをいただいた
・受賞者同士の繋がりが生まれ、次の活動へと繋がった

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50年前の日本人の「幸せ」

ウエイクアップの久慈洋子です。

たまたま、ちょうど50年前の「暮しの手帖」を読んでいたら、
「幸せとはなんでしょうか」という特集が目に入りました。
(「暮しの手帖」第2世紀 第4号 1970年早春)

(ウチには、「暮しの手帖」が創刊号あたりから、
数十年分あるのです。
余談ですが、70年代、80年代の「手帖」は、
今読んでも、すごくおもしろいですね。
世の中を切り取る視点の鋭さとか、
商品テストとか、執筆陣も当代一流の人ばかりだし…。
ちなみに、この号には「手帖」の社員募集の欄もあって、
そこには「30才以上の女性に限ります」と書いてありました)

この特集は、「あなたにとって<幸せ>とはなんでしょうか」
という問いに答えて、読者1362人が、それぞれ
「自分の幸せ」について書いて応募した中から、
19編が選ばれて掲載されたものです。

50年前ですから、書いておられるのは、皆さんの祖父母、ひょっとしたら
曾祖父母の代の方々かもしれません。
そのころ働き盛りであった日本人は、どんなことを「幸せ」と
思っていたのでしょうか。

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Go To カンボジア

ウエイクアップの小西勝巳です。

「カンボジアのNPOをオンラインで訪問できそうだ!」

ウエイクアップとして今年度取り組んでいる活動の一つ、
SDGsのプロジェクトで、先日交わされた会話の一部です。

このプロジェクトでは、企業の皆様と社会課題の現場を
つなぐことを重視しています。
参加者の皆さんが社会課題の現場の中で自社の存在意義・
パーパスや個人の価値観・使命感を改めて問い直し、
その中から新事業の種をつかんでいただいたり、
そこに参加する複数の企業が協働しての創発が起きる、
そんな場づくりをしたいという想いでメンバーと対話を重ねています。

そのためのきっかけとして、私たちが大事にしているのが、
社会課題についての学びの旅/ラーニングジャーニーです。

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