「聞く」と「聴く」の使い分け

ウエイクアップの長沢修(ted)です。
主に、法人営業やマーケティングを
担当しています。

読者の皆さんは、日頃
「聞く」と「聴く」をどのように
使い分けているでしょうか…。
(ここでは、訊く、効く、利く、
そして菊には触れません~)

言わずもがな、聞く(hear)とは
「音や声が自然と耳に入る」とか、
「自分の解釈(評価、判断、分析)が入る状態」ですよね。

そして、この「聞」という漢字は、
「門」と「耳」から構成されています。
「門」は立ち上がった二人の直立した
人間の側面を表した象形文字。
そして、二人の人間の間には
「耳」がついており、
「響いてくる神の声をきく」
というのが「聞」の原義だそうです。

続いて、聴く(listen)とは「相手を
理解しようと自ら進んで耳を傾け、
自分で解釈せず、相手の
意向のみ受け入れる状態」かと思います。

そして、「聴」という漢字は、
「耳だけではなく、プラス(+)「目」と
「心」も一緒に言葉を受け入れる」
で構成されています。

うーん、改めて漢字に込められた原義は
深くて唸り声がでます…。


Bizシーンでよくあるケースでは、
「1on1」や「コーチング」などの
向き合い方として、人に焦点を当てながら
「聴く」を意識的に実践されて
いらっしゃる方が多いのではないでしょうか。

ただ、Bizミーティングなどでは、
「安易な聴く」の関わりだけでは
相手と上手く合意に辿りつかない
場合があると思っています。

そんなとき意識したいと感じたのが、
とあるセミナーイベントで紹介された
一文(概要)です。

・聴くスタンスを大切にしながらも、
相手への伝え方(理解してもらえるか?)
の重要性を再認識する。
・自分の価値観や想い、思考をちゃんと
理解し、言葉で伝え、受け取り合えているか。
・いきなり各論に入らず、先ず、そもそもの
経緯や意図、願いなどから丁寧に伝え、
共有し合う。

もちろん、これらが向上策の全てでは
ありませんが、少なくとも、
「聴く」だけでなく
「伝え、受け取り合う精度」を
「互いに高め合う関わり方」こそが、
実は重要なんだよなーと改めて感じます。

いやぁー、「聞く」も「聴く」も、
どちらも公私ともにゴールは無く、
一生高め続ける修行なんだと思います。

読者の皆さんは、「聞く」と「聴く」を
日頃どのように使い分けておられるか…
是非お聞かせくださいー!


おまけ:

以下、我が家のある晩の会話より…

妻「今日、会社で●●●になっちゃって、
大変だったんだー!」
私「ふーん、そうなんだね…(スマホで夕刊読みながら)」
妻「それから、その後■■■状態になって、
結局▲▲▲になっちゃったー!」
私「そうかぁー、それなら◎◎◎したら
良かったかもねー!(まだ夕刊読みながら)」
妻「どうして◎◎◎が有効と思ったの?
そもそも話を聴いてくれてないよね(怒)」
(と言いながら、ボクのスマホを取り上げる!)
私「Waooooo!」
…その後は厳しい説教タイムへ~

…とまぁ、
「女性脳(聴いてくれて受け取ってくれたらOK)」と、
「男性脳(解決や結論に導きたい)」の
違いを理解していながら、未だに
家族の会話では「聞く」スタンス中心に
なってしまっています。
改めて、自分の未熟さを痛感する毎日であります~。
こちらも日々修行は続く…。

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