こんにちは、
組織変容コーチの山川広美です。
3月も残すところあと一週間。
4月から新生活が始まる方も多いのでは
ないでしょうか。
・知っている顔は緊張感を和らげる
何十年も昔の話ですが、
新卒での入社式の会場で
私の名前を呼ぶ声が。
なんと中学時代の部活の先輩でした。
同期は70名近くいて、ほぼ知らない人と
思って来た場所で、知った顔に出会って、
そして向こうから声をかけてもらう。
本当に「ほっとした」瞬間でした。
*先輩の時は苗字+さん呼びだったのが、
同期になり「あゆみちゃん」に変化しました。
・つい知っている顔に頼りがち
緊張感のある場所で
自分と繋がりのある人がいると、
安心感が生まれますね。
そして、その安心感が自身の肯定感や
パフォーマンスを上げることは、
このブログでも時々触れられていますね。
そして、逆の経験もあります。
新卒で入った会社とは別の会社ですが、
あるプロジェクトに配属されて、
その部屋に入るとなにか疎外感を感じる。
そのプロジェクト特有の専門用語も多い中、
私だけが色々な情報を
キャッチアップできていない事も。
「私の何が悪いのかなー」
と一瞬悩みましたが、
どうも一緒に配属されたメンバーは
既に知り合いがいて、
「初めまして」は私だけだったのです。
そこに慣れるのには少し時間がかかりました。
今思うと、一緒に配属されたメンバーも
元々いたメンバーも「つい」知り合いと
コミュニケーションを取るので、
私とのコミュニケーションは後回しに
なっていたようです。
・様々な組織の関係性に触れるようになった今
今、チームに新しいメンバーが入って来て、
既に知っている人も
知らない人もいたらどうするでしょうか。
はい、それは
チームの中にある既存の関係性を
オープンにします。
例えば
「Aさんとは、5年前に同じプロジェクトでした」とか
「Bさんと、なぜか一緒に飲んだことがあります」と。
また、既存メンバーについても
「BさんとCさんは同期で付き合いが長いんです」
「Dさんは一カ月前にチームに入りました」など、
紹介の中に、そのチームでの関係性を
明らかにするのです。
関係性を明らかにすると、
知り合いのいない時に不安を与えるのでは?
と気になるかもしれません。
しかし、そこがポイントで
明らかになることで、周りの人がその人に
関わるようになりますし、
「つい」知っている人とばかり
関わることも防げるのです。
また、新しく入ったメンバーも
「なんだかBさんはCさんへの関わりが雑だな」
と感じてもドキドキすることなく
「同期だからね!」と
安心してその場にいることができます。
日本人は察することが得意と言われて
いますが、そればかりに頼ることなく
オープンにする。
この春、よろしければ試してみてください。
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