不滅の法灯のごとく

ウエイクアップの上田晶子(あっちゃん)です。
CTIのコーチングコースのリードを担当しています。

先日、心がぐわんと響いた瞬間があったので、
共有させてください。

あるリーダー仲間とのミーティングの始まりに、
お互いの最近のことをシェアしあう中で、

「先日家族で滋賀に旅行に行ってね、延暦寺に
行ってきたんだけど、“不滅の法灯”って知ってる?」

と聞かれました。

初めて聞いた言葉だったので、
何だろう? と思い聞いてみると、
延暦寺には、1200年間、一度も消えることなく、
今も燃え続けている“不滅の法灯”と呼ばれる灯火があり
その灯火にまつわる話を、お坊さんから
直接聞く機会があったとのこと。

延暦寺自体は、何度か焼き討ちに遭いながらも、
1200年間、一度も消えずに灯火が燃え続けていること自体も
驚きなのですが、さらに私の心が響いたのは、

「特定の誰が灯火を守り灯し続ける、という役割は決まってない」

という話を聞いた時です。

はて? どいうことだろう? とさらに聞いてみると、

「なぜなら、誰の役割、と決めてしまったら、
その人がいなくなった時に、灯火が消えてしまう
から」

とのこと。

不滅の法灯にまつわる物語には、
人生におけるさまざまな領域にまたがる
本質的なメッセージがあるように感じます。

そして、この物語には、コーアクティブ・コーチングにも
通ずる要素があるように感じます。

CTIジャパンが設立され、
コーアクティブ・コーチングのトレーニングプログラムが
日本でスタートして、もうすぐ22年。

私たちファカルティは、コーアクティブ・コーチングの
トレーニングを実施する役割を持っていますが、
この灯火が赤々と今も燃え続けているのは、
人と共に豊かに生きる、ということに心響き、
そこに可能性を見て、日々、コーアクティブを実践し、
体現し続ける多くの人たちがいるからです。

そして、それを体現する人の命の灯火が消えたとしても、
その灯火は、その人と共に生きた人たちの中で燃え続ける
ということも、多くの方の生きざまを通して
見させてもらっています。

不滅の法灯の歴史は1200年。

それに比べると、コーアクティブの歴史は
まだまだひよっこですが、ずっと遠い未来に、

「不滅のコーアクティブの灯火が、
今もなお、私たちの中に燃え続けているよね」

と語られることを願っています。

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