チーム内での話しづらさはどこから来るのか

ウエイクアップ組織変容コーチの山川広美です。

今回はウエイクアップとは別の活動で参加している
あるプロジェクトチームでのお話です。

今は具体的なイベントに向けて週一で
ミーティングを重ねています。
数年前の「こんなこと出来たらいいね~」から始まり、
様々な対話や偶然の出会いを重ねて
いよいよ実行フェーズに入ってきました。
そのため話題もビジョンなどの「思いや願い」から
現実的な「お金」の話も始まっています。

最近このチームミーティングで
メンバーのAさんの表情がどうも暗く、
言葉の歯切れも悪い。
ミーティングの内容には同意の言葉もあり、
やるべきこともやっているのに……

さて、みなさんだったらこの状況を
どうとらえますか?

自分のチームの事なのでこの場をお借りして
考えてみました。
「Aさんは何か話しづらそうだけど、
そうさせていることはなんなのだろう?」

このプロジェクトは言い出しっぺのBさんが
リーダーの役割を担っています。
そしてリーダーBさんは、表情の暗いメンバーAさんの
仕事上のお客様でもあります。
また、年齢もチームの中ではリーダーBさんが年長者。

リーダーBさんは気さくな方で
「なんでも思うことがあったら言ってほしい」と
常々メンバーに伝えています。

しかしAさんはお客様でもあり年長者のリーダーBさんには
元々遠慮しがちでした。
また、Aさんのプロジェクト参画タイミングは
他のメンバーよりも後ということも影響しているように思います。

このチームの中では対等な関係という仕切りを
していたとしても、どうしてもこれまでの関係は
持ち込まれますし、参画のタイミングも影響しますね。

ちょうどプロジェクトのイベントも具体化してきて、
お金の負担や分配の話も出てくるフェーズ。
Aさんにとっては本音を話しづらいテーマなのかもしれません。

みなさんの組織の中でも、同様な事起きていないでしょうか。

  • メンバーももともとの関係性がチームの中に持ち込まれている
    (元上司・部下など)
  • 参画のタイミング
  • 具体的な個人のリソースに関わるテーマ(今回はお金)

今回のような背景があると
「ここでは対等だから本音を話してくださいね」と
お願いするだけでは状況は変化しづらく、
個別に声を掛けて気持ちを聞いてみることも大切です。

それと同時に
「ここではメンバーは対等に本音で話したい」という
チームとしての願いを持ち続け、
それをミーティグで確認し続けることも大切。

この2点に改めて気づきました。

Aさんとも、チームメンバーとも
さらに話すことを続けていきたいと思います。

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