こんにちは。ウエイクアップの
組織変容コーチの中村菜津子です。
私は、ウエイクアップの組織変容コーチ
としての活動以外にカウンセラーとして
外部から組織に関わることが多いのですが、
今日はその視点から考える組織づくりについて
話をしたいと思います。
「リモートワーク導入でメンタルヘルスに
気をつけたほうがいい社員ってどんなタイプ?」
先日、カウンセラーとして関わる
ある企業の管理職からこんな質問を受けました。
第1回の緊急事態宣言以降、直接従業員の皆さんの
お話を聴いていると、リモートワーク増加の影響で
メンタル不調になる可能性を感じる人たちには
こんな共通のタイプがありました。
1)もともとこだわる性格なので根を詰めてやりすぎてしまうタイプ。
リモートだと集中できすぎてしまい、メリハリのある
時間の使い方ができない。
気づくとお昼ご飯を食べることも忘れて何時間も座りっぱなし、
夜ご飯を食べた後にも仕事をし、夜更かしをして
しまうこともよくあり、生活のリズムが完全に崩れている。
2)もともと人間関係にとてもエネルギーを使うタイプ。
リモートになって苦手な人と距離ができて楽になった人がいる。
その一方、仕事は会社の中だけと決め、
オフィスから一歩外に出たら一切考えないことで
心のバランスをとってきた人にとっては、
家に仕事を持ち込むということほど不快なことはなく憂うつになる。
仕事が終わってもなんとなく気が晴れない。
3)もともと仕事を抱え込んでしまうタイプ。
ちょっとした疑問やわからないことは隣席の同僚に話しかけることで
助けられ、解決してきたことが、リモートになると
わざわざチャットなどで教えてもらわなければならず、
気が引けて聞けずに抱え込む。
そして調べることに膨大な時間がかかりとても疲れる。
こういった状況が長く続くと抑うつ状態になっていく可能性も
考えられますし、実際に病院の受診を勧めたケースもあります。
メディアでも「コロナうつ」が取り上げられていますが、
新しい仕事スタイルに慣れてきた人たちがいる一方で、
バランスを崩しかけている人も増えてきているように感じます。
個別に対処する方法も考えられますが、
組織の仕組みや環境を見直すことも効果がありそうです。
例えば、実施が義務化されているストレスチェックの
結果を使って考えてみるのはどうでしょうか。
個人の結果は使用できませんが、着目したいのは集団分析です。
ここのところ、この集団分析の結果を細かくみていくと、
仕事の量的負担が不自然に多い、
上司が変わっていないにも関わらず支援のポイントが下がる
などの今までにない変化を発見することがあります。
分析結果を使ってコミュニケーションの改善だけでなく
変化に負けない組織のメンタルタフネスにつなげる。
皆さんだったらどんな取り組みをしますか?
組織のメンバーが心身ともに健康に働ける組織づくりは、
組織としてのWell-Being/幸福度を上げる土台であり、
それは組織の生産性・創造性の向上に繋がります。
ご関心のある方は ぜひウエイクアップの組織変容チームに
ご相談ください。
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