人望の条件

こんにちは。
ウエイクアップの島村仗志です。
今週のGeorge’s Approachは
「パワハラしない編④行動する」です。
https://youtu.be/Wz_FOaJA81U

全世界注目の米大統領選挙も、いよいよ事実上の決着がついたようですね。
一連の報道に触れながら、ふと思い出した本があります。
「人望の研究 二人以上の部下を持つ人のために」(著者;山本七平)
という本です。

初版は1983年(昭和58年)。
当時、私は未だ学生でしたが、リーダーとしての力不足を痛感していたときに、
父の書棚で出会った本です。

人として私たちが生きていく上でもっとも大切なことが「徳」であり、
それを知り、それを体現する人を「賢」と称する。
そのことを学ばせていただいた、私にとっては忘れえぬ1冊です。

この本に「九徳(=九つの徳)」が紹介されていますが、
この「九徳」ができていない、という意味での「九不徳」を、
何よりも私自身の自戒の為に、以下、抜粋してみます。

  1. 寛大で結構なのだが、しまりがない。
  2. 柔和でありがたいが、何も処理できない。
  3. まじめなんだが、とっつきにくい。
  4. 事を治める能力はあるのだが、尊大で高飛車だ。
  5. おとなしいが、しんがない。
  6. 正直・率直なのだが、冷たい。
  7. まかせっきりは結構なんだが、何もつかんでいない。
  8. 一見強いんだが、内はからっぽ。
  9. 剛勇なのは結構だが、無茶をするから困る。

念のため申し添えますが、仮に自らに心当たりがあったとしても、
自分自身の存在価値そのものを揺らがせる必要は全くありません。
自らの成長の余地と方向を指し示してくれている、それだけのことです。

その上で、これら1つ1つを今の私自身に当てはめて読み返すと、
あれから40年近い年を重ねてきたのに、我ながらホントに未だ未だだなー、と、
ちょっと(というか実は大いに)凹んだのも正直なところですw

とは言え、ここで凹んでいるだけでは何も始まりませんので、ここは
キュッと背筋を伸ばして、グッとお腹に力をいれて、パッと視線を上げる、
そのいい機会にしたいと思います。

そしてもう1つ気がついたことは、この「九(不)徳」、自分だけで
完結するものはなく、全て、他者との間(あいだ)、つまり誰かとの
関係性の中での自らの在り方が問われている、そのことに気づいたのです。

今回のGeorge’s Approachは「パワハラしない編④行動する」です。

今回の動画も、前回に引き続き「パワハラの未然防止」の観点で、
上司としてのお立場の方にお問いかけをしています。
同時に、パワハラには無縁であったとしても、あなたの「九徳」の
さらなる改善の観点で、あなたの部下に対する関わり方の
参考になるかもしれません。

いずれにせよ、あなたならではのアプローチを再確認していただく、
そのきっかけとして、今回のGeorge‘s Approachを
活用していただければ、誠に幸いです。
ありがとうございました。

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