視点を変える

「厄介者」として扱われている人も本当は… …

こんにちは、ウエイクアップの組織変容コーチ、番野智行です。

先日、セミナーでお話をしていたとき、
「組織変革にネガティブな態度を取る人への対応」について質問を受けました。
少し対応に苦慮しているというニュアンスも受け取りました。

このテーマは、多くの組織で共通する課題でもあるため、
改めて考えてみたいと思います。

そして、実は、私自身もそう思われる態度を取っていた過去があります。
(今もかもしれませんが…)
その経験も振り返ってみたいと思います。

実際、組織に関わっていると、そういう言い方はしないまでも
「厄介者」のように扱われている人に出会うことがあります。

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「カオスを超えて、本質へ」〜パーパスと私〜 Vol.12

ウエイクアップの橋本博季(はっしー)です。

ネガティブ・ケイパビリティ
―答えの出ない事態に耐える力―

この数年で強く印象に残った本の一つです。

ネガティブ・ケイパビリティは詩人ジョン・キーツが19世紀に発見した概念で、簡単に言うと「すぐに答えを出そうとしない態度」と言えます。

即時の解決が不可能な、例えば地球温暖化のような複雑で長期的に取り組む必要がある問題が増える中、すぐに答えを出そうとしない態度の重要性が説かれています。これは一つの例ですが、身近な組織でもすぐに解決が難しい事象は増えているのではないでしょうか。

この本の中で「すぐに答えを出そうとしない態度」は人間の本能に反するものだとも述べられています。
脳は答えを出したがるため、宙ぶらりんな状況を得意としない特性があるのです。「要はこれ」と言いたくなる症候群。

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本道も脇道も

ウエイクアップ・伴想人®のおはる(尾関春子)です。

歩くことと旅が好きで、数年前から四国八十八札所を訪ねる「遍路旅」を続けています。
このブログのマメな読者は、またその話? まだ終わっていないのかい! と呆れておいででしょう。昨年までに徳島県と高知県の計三十九の寺(札所)を巡り、約1,200㎞の全行程の半分を過ぎたところです。

「行程」といっても、札所から札所への「遍路みち」は、整備された一本の遊歩道がずっと続いている訳ではありません。車両が多く通る一般道が大部分で、ところどころ農道や林道、集落を通る旧道、昔からお遍路さんが歩いた山道や海岸線に沿って砂浜を進む古道もあります。札所をまわる順序やルート、手段に決まりはありません。

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経験をマネジメントする

ウエイクアップ・伴想人のオグ(小串記代)です。

私は以前パーソナルカラーの講座に通っていました。
その人に似合うカラーを診断するものです。
講座のグループワークで、
男性のコーディネート演習がありました。
「40歳男性管理職がパーティに参加」というお題。
私のコーディネートをみた若いメンバー達は、
「あ、こんな人新橋界隈でよく見るよね」と撃沈。
(新橋の男性諸氏、ごめんなさい)
多数決で決定した結果をみて、私の心が叫びます。
「えっ、チャラ男!これがいいの?」

一方、自分の過去の経験、価値観や嗜好に縛られて
いたかもしれないとも思いました。
自分の経験を過信していたのかもしれません。
狭い自分の経験則で判断していたのかもしれません。
その時のメンバーの声は、
私の心を刺激してくれた気がします。

経験は、扱い方によっては功罪があるように思います。

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弱いつながりの力

「カオスを超えて、本質へ」
ウエイクアップ組織変容®コーチの小西勝巳です。

今年の年末年始はカレンダーの並びのおかげでいつもより長めに休みが取れました。
実家のある和歌山でも少し時間を取ることができたのですが、その中で
「弱いつながり(人脈)の力」を実感する出来事がありました。

「弱いつながり(人脈)」については、「弱いつながりの強さ」理論
(Strength of Weak Ties:SWT…ややこしい名称ですね笑)として
ご存じの方も多いと思います。私も前職の経営企画部時代に初めて聴いた時は
意表をつかれたような、でもとても納得感があった記憶があります。
(参考:「弱いつながり」が革新を引き起こす/Harvard Business Review

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雪男と晴女

ウエイクアップの山田希です。

人生を彩るイベントは多々ありますが、どんなお天気だったでしょうか。
私の人生のイベントは気づいて見れば「晴れ」がほとんどでした。
行きたくなくて風邪をひこうと布団をかけずに寝たのに、
くしゃみ一つも出なかった小学校のころの凧揚げ大会しかり。
直前で眼病になり、てるてる坊主を逆さに吊るしたのに
見事に晴れ渡った遠足しかり。
わたしの気持ちとは裏腹にずっと晴天が続き、いつしか私は晴女なのだ
と思うようになりました。

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次の世代へ引き継ぐ

伴想人の成瀬健志(ケンジ)です。

11月の前半に、福島の被災地を訪れるラーニングジャーニーに参加するご縁をいただきました。現地に数日滞在することで、復興に関わる方々との対話を通して多くを受け取りました。復興のご苦労や痛みに思いを馳せると複雑な気持ちになりますが、大切なお話を聞かせていただいたことに感謝をしながら、振り返りを書いてみます。

震災と原発事故から13年。周辺の大熊町では今もなお帰宅困難地域が残ります。
語り部の先導でお話を聞きながら、帰宅困難地域内を訪問しました。ご家族と自宅を失う痛み、それを忘れないかのように、被災した建物が時間を止めたように残っています。津波に流された自宅や田畑のあとには雑草が覆い茂り、荒涼とした光景が広がっていました。海岸に目を向けると、先月に完成したばかりの真っ白な防潮堤と青い海が広がり波が打ち寄せます。人間が築いてきた場所なのに人間の気配が全くない。沈黙する自然から人間の矛盾を問われているような気がしました。

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ネクタイの旦那

小枝に止まるシジュウカラ

ウエイクアップの山田希です。

今は亡き祖母の自宅には庭があり、メジロやシジュウカラがよく訪れていました。晩年、足を悪くして移動が難しくなった祖母は、プラスチックの皿にひまわりの種を入れ、窓際に置いて小さな友人の訪問を楽しんでいました。

ある日「またネクタイの旦那が来たよ」というのでふと見ると、シジュウカラがちょうどひまわりの種をついばんで飛び去っていくところでした。シジュウカラは胸のところに縦に黒い筋が入っていますから、祖母はそのように呼んでいたのです。

本人や対象の名前を呼ばずともその人やモノを指すというやり方は古今東西で使われてきました。国際サスペンス小説などで「ワシントンはどう言ってる?」といえばアメリカ政府のことでしょうし、噺家のエッセイで「○○町の師匠」と言えば、特定の落語家を言ったりします。

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企業の成長に資するのは、管理か自由か…

ウエイクアップの長沢修(ted)です。
主に、法人事業とマーケティングを担当しています。


いきなり「リアルなテーマ」を挙げてみました。
企業や組織に属する読者の皆さんへの問いとして、
皆さんなら、どちらを選択されますか…!?

さて、このタイトルですが、過日の日経朝刊
1面記事からの抜粋です。

この日の朝刊テーマはズバリ!
「自由すぎ、部下にも毒」 時代は「モチベ管理」職


昭和世代の筆者にとっては、
企業の成長=自由などなく、管理だらけの仕組みで
鍛えられたものの、昨今では「自由」な環境も、
企業成長に影響を及ぼす可能性も溢れているよなー
と感じています。

ただ、日本企業のあるある事情としては、
「自由すぎて、成長機会がない会社を若者が
見限り始めている」という傾向があるようです。

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パソコン買替顛末記

PCを操作する手

ウエイクアップの山田希です。

先日、伯母のパソコンの買い替えに
付き添って行ってきました。
伯母の希望は
「今のパソコンでできていることと
同じことが新しいパソコンでできること」のみ。
選ぶのは10分と思いのほか早かったのですが、
そこから設定移行サポートを依頼するのが
大変でした。

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