視点を変える

コーチ選びの新機軸

CPCCの認証バッジ

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。

CTIJAPANの「コーチングを受ける」ページのCTI認定プロコーチ検索
PCCのコーチを検索したところ、登録227名中、103名のPCCがいました。
(2025年4月12日現在)

かなり増えましたね。

CTIの上級コースに参加するには、定期的にCPCCかつPCCの資格保持者から
コーチングを受ける必要がありますが、100名以上もいると、これはもう
選び放題というか「迷い放題」です。

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沈黙デザイナー

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。

突然ですが、「コーチングって何だろう?」と考えたことはありますか?
実は、私はよくこの問いについて考えます。なぜなら、コーチングの価値がまだ世の中に広く伝わっていないと感じるからです。

現在、CTIなどのスクールでコーチングを学ぶ人が増えている一方で、「コーチングとはそもそも何?」という段階で止まってしまう人も少なくありません。

例えば、CTI JAPANのウェブサイトではコーチングについて以下のように紹介されています。

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なぜ外部の視点が「組織の姿」を照らし出すのか

インタビューのイメージ

こんにちは、ウエイクアップ組織変容コーチの山川広美です。

時々「組織変容コーチ」の組織へのアプローチ方法について聞かれることがあります。
様々なアプローチがあるのですが、そのひとつがインタビューです。

このインタビューでは初対面の短い時間の中で、組織のリーダーは気づいていなかった
組織の真実が浮かび上がることがあります。

メンバーが語るのは課題だけでなく「こういう風に働きたい」という願いや、
それが叶わないジレンマといった本音を語ってくださいます。

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チャットボットの無限ループ

チャットボットで質問するイメージ

ウエイクアップの山田希です。

皆さんはチャットボットを使ったことはあるでしょうか。
チャットボットというのは、ウェブサイトなどに行くと、「ひょこっ」と出てきて「知りたいことは何ですか?」とか何とか言う、あれです。質問をしていくと、即座にチャットが返ってきてあっという間に解決してくれる。便利な世の中になったものです。

しかし物によっては、何度質問をしても、欲しい回答が出てこない。「そういうことが聞きたいんじゃないんだよな」と思い質問を重ねていくと、ついに回りまわって、最初の質問をする羽目になる。まさに無限ループです。
近年はどこでもチャットボットが出てきますが、私と同じような目に合われた方もそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか。

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もし、雛人形が組織だったら

雛人形7段飾り

こんにちは。
ウエイクアップ組織変容コーチの山川広美です。

3月3日は桃の節句でしたね。
私の住む地域では、「4月まで雛人形を飾る」という習慣があり、
今もその美しい7段飾りを見ることができます。
上から内裏雛、三人官女、五人囃子、
そして随臣(左大臣と右大臣)、仕丁(じちょう)が
決まった位置に整然と並んでいます。
華やかな飾りですが、眺めるうちに
ふと「これが組織だったら」と想像してみたのです。

ここからは私の勝手な妄想物語です。

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F1とコーチング

F1サーキット

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。

3月14日から2025年のF1が、オーストラリアからスタートします。
Netflixでも同じみのオーストラリアの人気ドライバーのリカルドが引退しましたが、同じオーストラリア人のジャックドゥーハンが新たにアルピーヌに加わったので、オーストラリアグランプリも盛り上がることでしょう。私は以前ジャックの父の2輪レーサーのミックドゥーハンのレースをよく見ていましたので、ジャックのF1デビュー(正式には昨年の最後のレース)には感慨深いものがあります。

F1の0.001秒を争う競技の裏側には、ドライバーだけでなく、何百人ものチームスタッフ、エンジニア、データアナリストが存在し、常に「勝利」を追求しています。
実は、このF1の戦略と、私たちが日常で向き合う「コーチング」の本質は驚くほど似ていると私は感じます。

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「厄介者」として扱われている人も本当は… …

こんにちは、ウエイクアップの組織変容コーチ、番野智行です。

先日、セミナーでお話をしていたとき、
「組織変革にネガティブな態度を取る人への対応」について質問を受けました。
少し対応に苦慮しているというニュアンスも受け取りました。

このテーマは、多くの組織で共通する課題でもあるため、
改めて考えてみたいと思います。

そして、実は、私自身もそう思われる態度を取っていた過去があります。
(今もかもしれませんが…)
その経験も振り返ってみたいと思います。

実際、組織に関わっていると、そういう言い方はしないまでも
「厄介者」のように扱われている人に出会うことがあります。

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「カオスを超えて、本質へ」〜パーパスと私〜 Vol.12

ウエイクアップの橋本博季(はっしー)です。

ネガティブ・ケイパビリティ
―答えの出ない事態に耐える力―

この数年で強く印象に残った本の一つです。

ネガティブ・ケイパビリティは詩人ジョン・キーツが19世紀に発見した概念で、簡単に言うと「すぐに答えを出そうとしない態度」と言えます。

即時の解決が不可能な、例えば地球温暖化のような複雑で長期的に取り組む必要がある問題が増える中、すぐに答えを出そうとしない態度の重要性が説かれています。これは一つの例ですが、身近な組織でもすぐに解決が難しい事象は増えているのではないでしょうか。

この本の中で「すぐに答えを出そうとしない態度」は人間の本能に反するものだとも述べられています。
脳は答えを出したがるため、宙ぶらりんな状況を得意としない特性があるのです。「要はこれ」と言いたくなる症候群。

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本道も脇道も

ウエイクアップ・伴想人®のおはる(尾関春子)です。

歩くことと旅が好きで、数年前から四国八十八札所を訪ねる「遍路旅」を続けています。
このブログのマメな読者は、またその話? まだ終わっていないのかい! と呆れておいででしょう。昨年までに徳島県と高知県の計三十九の寺(札所)を巡り、約1,200㎞の全行程の半分を過ぎたところです。

「行程」といっても、札所から札所への「遍路みち」は、整備された一本の遊歩道がずっと続いている訳ではありません。車両が多く通る一般道が大部分で、ところどころ農道や林道、集落を通る旧道、昔からお遍路さんが歩いた山道や海岸線に沿って砂浜を進む古道もあります。札所をまわる順序やルート、手段に決まりはありません。

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経験をマネジメントする

ウエイクアップ・伴想人のオグ(小串記代)です。

私は以前パーソナルカラーの講座に通っていました。
その人に似合うカラーを診断するものです。
講座のグループワークで、
男性のコーディネート演習がありました。
「40歳男性管理職がパーティに参加」というお題。
私のコーディネートをみた若いメンバー達は、
「あ、こんな人新橋界隈でよく見るよね」と撃沈。
(新橋の男性諸氏、ごめんなさい)
多数決で決定した結果をみて、私の心が叫びます。
「えっ、チャラ男!これがいいの?」

一方、自分の過去の経験、価値観や嗜好に縛られて
いたかもしれないとも思いました。
自分の経験を過信していたのかもしれません。
狭い自分の経験則で判断していたのかもしれません。
その時のメンバーの声は、
私の心を刺激してくれた気がします。

経験は、扱い方によっては功罪があるように思います。

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