意識の進化

リーダーのピープルマネジメント力、足りてますか?

伴想人のしみっちゃん(清水隆明)です。
今日は「リーダーのピープルマネジメント力」について少し書いてみます。

自分で考え、自分で決めて行動するから幸福感とか成長実感が得られる、と感じませんか。逆に、命令されたり、指示されたり、管理されたりして、その通りに行動することばかりの場合は、幸福感や成長実感はほとんどないのではないでしょうか。

多くの人たちの感じるリーダーシップとか理想の上司像とはどのようなものでしょうか。

昭和の時代は、的確に指示を出してくれる、決めてくれるとか、「俺についてこい」的な「マッチョさ」「予算は絶対達成しろ」的根性論……などのように、強くて親分肌で、指示が明確で、上意下達で、汗と涙と根性と長時間労働を美化するようなカルチャーのど真ん中にいるのが、多くの人がメージする上司像だったような気がします。
そのようなリーダーが作りだす組織構造が「支配型ヒエラルキー」です。

続きを読む

リーダーシップ・プログラムで得られるもの

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。

今年も12月から新しいCo-Activeリーダーシップ・プログラムが始まります。

毎年、多くの方から「リーダーシップで何を得られるのか?」とよく質問されるので、今回はその点について書いてみたいと思います。

まず、「リーダーシップ」という言葉について。
Leadershipの「ship」には「状態」「性質」「地位」「能力」といった意味があります。そのため、一般的にリーダーシップというと、Leader(率いる人)としてのBeing(あり方)にフォーカスがあたることが多いです。

そのため、リーダーシップの卒業生に「リーダーシップで何を得られたか?」と聞くと、多くの場合、Beingに関する答えが返ってくると思います。しかし、Co-ActiveではBeing(あり方)だけでなく、Doing(行動)もすごく重要です。なので、今回はCo-ActiveリーダーシップでのDoing(行動)に焦点を当てて少し紹介します。

続きを読む

次の一歩をどこに踏み出しますか? ― 今、人生のハンドルを握り直すとき

一歩を踏み出すビジネスパーソンの足元

株式会社ウエイクアップのチョロこと、廣﨑淳一です。

皆さんは映画『マイ・インターン』(原題:The Intern)をご存知でしょうか?
ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが主演し、20代・30代中心のスタートアップ企業に、70歳のシニア・インターンとしてデ・ニーロ演じるベンが入社。そしてさまざまな経験を経て、アン・ハサウェイ演じるCEOのジュールズの良きメンターへと成長していく物語です。

ジュールズはアパレルEC事業で若くして成功したものの、事業拡大や夫婦関係などさまざまな課題に悩みます。一方、ベンは豊富なビジネス経験と温かい人柄で周囲と関係を築くのが得意ですが、チャットツールのようなテクノロジーは苦手。そんな世代ギャップやベンの立ち位置が、若いチームにも新しい風をもたらします。

続きを読む

原点に戻ってみました

原点に戻るイメージ

ウエイクアップ・伴想人の親方(都丸淳)です。

唐突ですが、今年の元旦に父親が亡くなりました。
96才だったことから考えると大往生ではあったのですが、大晦日には元気だったのでそのギャップに戸惑ったことと、正月の葬儀だったので心の整理をするのにしばらく時間がかかってしまいました。

また、ちょうど昨年末で50年近くのフルタイム勤務が終了して非常勤の仕事になったこともあり、今回は自分の原点について思い出してみました。

そんな人生の節目から考えてみると、このメルマガに寄稿をすることも含めてコーチングとの出会いが本当に原点・ターニングポイントだったなぁと思います。

続きを読む

人の心を動かすには

空に飛び立つ飛行機(旅立ちのイメージ)

皆さん、こんにちは。
ウエイクアップ・伴想人®(ばんそうびと)の「りょうちゃん」(永田亮子)です。

伴想人®って何?

3月上旬、経営人財育成において、特に女性活躍に焦点を当てている「伴想人®」プログラム第4期生14名を送り出しました。
昨年6月のスタート時のガイダンスでは、緊張と不安が見え隠れしていた彼女たちが、山あり谷あり嵐ありの9か月の旅路を経て、笑いあり涙ありで自分自身のストーリーを語る姿は、自信に満ち溢れていて、響きがエネルギーになっていく瞬間だったように感じました。これからもますます高くて厳しい壁にきっとぶつかることもあると思いますが、同期も伴想人もいますので、「彼女たちなら大丈夫!」と確信しています。

続きを読む

社長になって3年半の学び

仲間同士での旅

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。
今日は、個人的な話をさせてください。

ウエイクアップの社長という役割を引き受けてから、3年半が経ちました。前身のCTI JAPANが2000年に創設されて以来、私は三代目の社長としてこのバトンを受け取りました。

その前に1年間、役員として経営に関わっていたので、就任当初からある程度「社長」の仕事は認識していて、重要ではあるけれど、機能や役割の一つとして捉えているところもありました。
もちろん、好む好まざる関係なく会社の顔にはなるし、事業継続の責任もあり、会社を超えて、業界や関連する人たち、顧客や受講生に対しても責任ある立場として、自覚を持って臨んできたつもりでした。

続きを読む

新編集長就任のご挨拶

新編集長の長沢修

ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン読者の皆さまへ、

こんにちは!
この4月に「ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン」の
編集長に就任しました “ted” こと 長沢 修 です。

現在は、(株)ウエイクアップにて法人事業全体を統括する役割を担っています。
どうぞよろしくお願いします。

※ボクと初めましての方は、よろしければ以下プロフィールを参照くださいませ。
https://www.thecoaches.co.jp/find_coach/nagasawa_osamu/


前編集長だったJunji(CEO平田淳二)が、2015年10月1日の発刊から、これまで10年!にもわたって、エネルギーを注ぎ続け、何よりも原稿を執筆し続けたことに最大級の敬意を払いつつ、この飽き性のボクがそのお役目を担えるのか…ちょっぴり不安ですね(汗)

続きを読む

「リジェネラティブ・リーダーシップ」が目覚めるコーチング

「カオスを超えて、本質へ」
ウエイクアップの小西勝巳です。

「人も自然も犠牲にしないビジネスと組織をどう実現するか?」

帯に書かれたこんなメッセージに響いて、この本『リジェネラティブ・リーダーシップ』(英治出版 [2025/1/22])を手に取った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も、冒頭の言葉に加えて「機械から生命システムへ」「再生と創発」「生命力」など、個人的なビジョンとも重なるところが多く、クラウドファンディングで支援して本が届いてすぐ読み始め、最近読了しました。

読んでみて、「リジェネラティブ・リーダーシップ」にはウエイクアップで提供している各種コーチングが非常に役立ちそうだ!と感じたので、個人的な備忘も兼ねて(笑)ポイントを挙げてみます。

続きを読む

エルダーが語る夢、つくる希望

夢を語るエルダー(シニア)のイメージ

ウエイクアップのエグゼクティブ・メンター®集団、伴想人®(ばんそうびと)で活動しているまさこ(田中雅子)です。

超高齢化社会が進む中、「人生100年時代」「生涯現役社会」など、エルダー(ここではシニアと同義で、人生経験が長い人たちのことをいいます)のキャリアや生き方が注目される時代になりました。
「夢や希望は若者だけのものではない。エルダーこそ夢や希望を持ち、歳を重ねながらさらに輝き続ける」そんな勇気をもらえる番組を先月見ました。NHKインタビュー「ここから」に登場したサッカー元日本代表監督岡田武史さんのストーリーです。

岡田さんは10年前から愛媛県今治市でJリーグFC今治のオーナーを務め、サッカー専用スタジアムを自らの働きかけで建設、同市で新たに開校した高校の学園長にも就任されています。実は岡田さんは私の前職の先輩にあたります。
会社に在籍されていた頃から、明朗快活、ユーモアで人を惹きつける方でした。

続きを読む

「カオスを超えて、本質へ」〜パーパスと私〜 Vol.12

ウエイクアップの橋本博季(はっしー)です。

ネガティブ・ケイパビリティ
―答えの出ない事態に耐える力―

この数年で強く印象に残った本の一つです。

ネガティブ・ケイパビリティは詩人ジョン・キーツが19世紀に発見した概念で、簡単に言うと「すぐに答えを出そうとしない態度」と言えます。

即時の解決が不可能な、例えば地球温暖化のような複雑で長期的に取り組む必要がある問題が増える中、すぐに答えを出そうとしない態度の重要性が説かれています。これは一つの例ですが、身近な組織でもすぐに解決が難しい事象は増えているのではないでしょうか。

この本の中で「すぐに答えを出そうとしない態度」は人間の本能に反するものだとも述べられています。
脳は答えを出したがるため、宙ぶらりんな状況を得意としない特性があるのです。「要はこれ」と言いたくなる症候群。

続きを読む