ビジネス

「カオスを超えて、本質へ」~パーパスと私~ Vol.13

ウエイクアップの中島尚毅です。
普段はCTI JAPANの上級コーストレーナーや法人営業を担当しています。

「カオスを超えて、本質へ」。このパーパスを初めて聞いたとき、胸の奥がじんわりと熱くなりました。それは、かつて自分が味わった「混沌の渦中」から抜け出し、ようやく自分らしいリーダーシップのあり方にたどり着いた過去の経験と深く重なったからです。

2013年、前職の損害保険会社で私は初めて拠点長として地方の営業拠点を任されました。昇格の喜びとともに、「結果を出さねば」「会社の期待に応えねば」と、肩に力が入りまくっていた頃です。

私は理想を高く掲げ、「一枚岩の強い組織をつくろう」と熱量全開で走り出しました。メンバーの経験や状況に関わらず、「みんな、ここまで上がれるはず」と鼓舞し続ける日々。幸い、初年度は業績も突出し、自分なりに手応えを感じていました。

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一隅を照らす「第10回ウエイクアップ・アワード表彰式」が終わりました!

ウエイクアップ・アワード参加者集合写真

こんにちは!
ウエイクアップのたえこと、西井多栄子です。

3月3日月曜日に第10回ウエイクアップ・アワードの授賞式が開催されました。

記念すべき10回目の授賞式は、リアルでお集まりいただいての開催となりました。
今回受賞された6組の方々と、ウエイクアップのメンバーやCTIのファカルティ、過去に受賞された方など多様な方々にもご参加いただき、混ざり合い、お互いにエンパワーメントし合う時間を過ごしました。

このウエイクアップ・アワードですが、実は10年前に始まった時から、変わらず心に抱いている言葉があります。それは、

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なぜ外部の視点が「組織の姿」を照らし出すのか

インタビューのイメージ

こんにちは、ウエイクアップ組織変容コーチの山川広美です。

時々「組織変容コーチ」の組織へのアプローチ方法について聞かれることがあります。
様々なアプローチがあるのですが、そのひとつがインタビューです。

このインタビューでは初対面の短い時間の中で、組織のリーダーは気づいていなかった
組織の真実が浮かび上がることがあります。

メンバーが語るのは課題だけでなく「こういう風に働きたい」という願いや、
それが叶わないジレンマといった本音を語ってくださいます。

例えば、「助け合って成果を出したい」と願いつつも「たこつぼ化」に陥り
一人一人が孤立している現状の中でどう助け合っていいかわからない
という声を聞くこともあります。
一方でリーダーは部下が忙しくしているので、個人の負担を減らそうと、
チーム全体の話はしていなかった。

こんな率直な声が出てくる理由には「外部の人だからこそ安心して話せる」
という特徴があるように思います。

・外部だからこそ見える「本音」
私たちが組織の外部の立場であることで、評価や力関係が関係しない、
そして一時的な関わりで「安心できる場」が生まれているのだと思います。

対話を通じて、その方自身も気づいていなかった
願いや本音が引き出されることも多いです。
これは私たちコーチならではの関わりだと思います。

・表に出にくい現場の声
表に出ない声が生まれる理由は、定量的に報告されることで
「情報のフィルター」がかかり、それによって立場の遠ざかりが起きることもあります。

さらに、メンバーの抱える「助け合いたい」といった願いや感情の部分は
定量では確認できず、それが現場の課題の本質であることに気づきにくいのです。


私たち外部コーチは、こうした「気づかれない声」を掘り起こし、
チーム全体に届く形にする役割を担います。

視点を変えることで、組織内に眠る新しい可能性が見えてきます。
外部だからこそ生まれる安心感と対話の力を活用することで、
私たちコーチは組織の変容をサポートしていきたい。
そんな風に思っています。

ウエイクアップの組織変容コーチがお手伝いします。

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組織の奥底に隠れた声を表に出して、組織変革を前進させたいという方、
ぜひウエイクアップの組織変容チームにお問い合わせください。

ご関心のある方はぜひ弊社サイトのお問い合わせフォームからお送りください。

無料ウェビナー:一人ひとりのパーパスを活かせる組織とは?

ウェビナー:パーパス経営を本物にする力 第3回バナー

こんにちは。
ウエイクアップの番野智行です。

新しい無料ウェビナーシリーズ
「パーパス経営を本物にするコーチングの力」
第3回のご案内をお送りします。

このウェビナーシリーズでは、
「個人のパーパスと組織のパーパスをいかに結びつけ、
共に成長し、より良い社会の実現につなげるか」
というテーマを深く探求しています。

第3回は3/26(水)12:15~13:00にオンラインで開催します。
テーマはシステムコーチング®(チームに対するコーチング)です。

※システムコーチング®はCRR Global Japan合同会社の登録商標です。

エグゼクティブ・コーチング(1対1のコーチング)との使い分けや
相乗効果も含め、小西勝巳(かつみちゃん)と私(ばんばん)が
事例とともにお話しします。

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チャットボットの無限ループ

チャットボットで質問するイメージ

ウエイクアップの山田希です。

皆さんはチャットボットを使ったことはあるでしょうか。
チャットボットというのは、ウェブサイトなどに行くと、「ひょこっ」と出てきて「知りたいことは何ですか?」とか何とか言う、あれです。質問をしていくと、即座にチャットが返ってきてあっという間に解決してくれる。便利な世の中になったものです。

しかし物によっては、何度質問をしても、欲しい回答が出てこない。「そういうことが聞きたいんじゃないんだよな」と思い質問を重ねていくと、ついに回りまわって、最初の質問をする羽目になる。まさに無限ループです。
近年はどこでもチャットボットが出てきますが、私と同じような目に合われた方もそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか。

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もし、雛人形が組織だったら

雛人形7段飾り

こんにちは。
ウエイクアップ組織変容コーチの山川広美です。

3月3日は桃の節句でしたね。
私の住む地域では、「4月まで雛人形を飾る」という習慣があり、
今もその美しい7段飾りを見ることができます。
上から内裏雛、三人官女、五人囃子、
そして随臣(左大臣と右大臣)、仕丁(じちょう)が
決まった位置に整然と並んでいます。
華やかな飾りですが、眺めるうちに
ふと「これが組織だったら」と想像してみたのです。

ここからは私の勝手な妄想物語です。

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「リジェネラティブ・リーダーシップ」が目覚めるコーチング

「カオスを超えて、本質へ」
ウエイクアップの小西勝巳です。

「人も自然も犠牲にしないビジネスと組織をどう実現するか?」

帯に書かれたこんなメッセージに響いて、この本『リジェネラティブ・リーダーシップ』(英治出版 [2025/1/22])を手に取った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も、冒頭の言葉に加えて「機械から生命システムへ」「再生と創発」「生命力」など、個人的なビジョンとも重なるところが多く、クラウドファンディングで支援して本が届いてすぐ読み始め、最近読了しました。

読んでみて、「リジェネラティブ・リーダーシップ」にはウエイクアップで提供している各種コーチングが非常に役立ちそうだ!と感じたので、個人的な備忘も兼ねて(笑)ポイントを挙げてみます。

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「厄介者」として扱われている人も本当は… …

こんにちは、ウエイクアップの組織変容コーチ、番野智行です。

先日、セミナーでお話をしていたとき、
「組織変革にネガティブな態度を取る人への対応」について質問を受けました。
少し対応に苦慮しているというニュアンスも受け取りました。

このテーマは、多くの組織で共通する課題でもあるため、
改めて考えてみたいと思います。

そして、実は、私自身もそう思われる態度を取っていた過去があります。
(今もかもしれませんが…)
その経験も振り返ってみたいと思います。

実際、組織に関わっていると、そういう言い方はしないまでも
「厄介者」のように扱われている人に出会うことがあります。

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社会起業家支援とコーチング
~ワタシがタイセツにしていること~

ウェビナー「社会起業家支援とコーチング」バナー

ウエイクアップの長沢修(ted)です。
主に法人事業全般とマーケティングを担当しています。

ウエイクアップで常日頃より多方面に活躍するプロコーチ陣から毎回ゲストとして1人ずつ招き、
『〇〇と コーチング』~ワタシがタイセツにしていること~ 
と題して提供するウェビナーも、お陰さまにて多数のファンの方々が増えてまいりました。
皆さまの想いを有り難く、しっかりと受け取らせてもらっております。
いつもありがとうございます。

さて、次回17回目は、3月6日(木)12:15~12:45間にて
ウエイクアップ組織変容®コーチの番野智行さん(ばんばん)に2回目の登壇をいただきます!

今回のテーマは、「社会起業家支援とコーチング」です。

※ここでは「社会起業家」を以下のように解釈します。
社会的課題の解決を目的とし、そのための革新的なビジネスモデルを創造し実行する起業家さん。

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ぼくはなきました ―認知の力がもたらすもの―

空に花丸(認知のイメージ)

ウエイクアップの上田晶子(あっちゃん)です。

昨年春に長男が小学校に入学したのをきっかけに、絵本の読み聞かせボランティアを始めました。今月が担当月だったので、長男と相談して2冊の絵本を選びました。

選んだ中の一冊の絵本のタイトルは、『ぼくはなきました』。

‟自分のいいところを紙に書いてみましょう”と先生が提案して、そうたくんは、一生懸命考えてみるけれど、何も浮かびません。ママのいいところや、お友だちのいいところは、たくさん浮かびます。「せんせい、ぼくはいいところがありません……」と泣きそうになりながら話すそうたくん。

そんなそうたくんに、先生がにこっと笑って、‟ともだちのいいところをたくさんみつけられるのは、そうたくんのいいところですよ”と書いた紙を渡してくれます。そうたくんは、うれしくて泣きました。

この絵本に出会ったとき、私の大事な宝もののことを思い出して、読み聞かせの最後に子どもたちにも見てもらいながら、‟みんないいところがたくさんあるよね。自分のいいところも、お友だちのいいところも、たくさん見つけられるといいね”と伝えました。

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