充実した人生を送るために

「伴想人(ばんそうびと)」メンバーの
“しみっちゃん”こと清水隆明です。
次世代の経営を担う変革人財を育てる活動をしています。
E&I:https://wakeup-group.com/ei/

■人生の意味

数年前のデータですが、
リクルートワークス研究所の調査では、
日本企業の中には社内失業者が現在
推計408万人いるとされています。

日本の雇用システムである年功序列や終身雇用が
悪影響を与えているのは間違いありませんが、
変化が激しく多様化したニーズに対して
価値を創造し続けることしか、成長の芽が
なくなっている現代で、社内で価値を
出せなくなっている人が増えているのと同時に、
企業サイドもそういう人材を育てられていないし、
エナジャイズできていないのだろうと想像します。
コロナ禍において更にその状況は進んでいる
と推測できます。

人間はなんのために働くのでしょうか?

一人一人が社会の中で付加価値を創り出すから
社会が存続します。
そして、その価値の大きさによって
他の人の便益や感謝の量が変わります。
それが対価となって人々の生活が成り立ちます。
従って、多くの人にとって否が応でも
仕事観が人々の価値観の重要な基軸になると思います。

自己実現と仕事観が同じベクトルに重なった時に、
人々は最も充実を感じるのだろうと思います。
言い換えるとそれがライフワークだろうと思います。

そこに必要不可欠なのが、“学び”です。
上質なインプットを得て、それを消化し成長
し続けなければ、人生はただの消耗戦です。

徐々に細っていく人生に甘んじることは、
人が本能的に持つ自己実現欲求にも逆らって生きることです。
そこに充実感は存在しにくいでしょう。
先細りの人生は最も避けるべきものではないでしょうか。

本質的には、
「利己的な満足を得るために利他的に生きる」
ということが人間のエコシステムだと思います。
そのエコシステムの一員になることが私自身の
存在意義とも言えます。
皆さんもそう思いませんか。

■人生100年!

近年の科学の進歩によって、
老化を予防することにとどまらず、
『若返り』についても現実味を帯びてきているようです。
節制をすることが寿命を延ばすということは、
1930年ころから分かっていて現在も定説です。

一方、人間の欲望は千差万別で、
運動もせず食べたいものを食べたいだけ、
それも夜中まで食べる一方で、長生きしたい
と願っているわがまま人もたくさんいます。

そのような長い間の不摂生をキャンセルできるように
なりかけているわけです。
なんだか、人間の倫理観というか
本質的な価値観も変わりかねない時代が
訪れそうです。
努力したものが報われるという時代の終焉です。
まるで悪魔の所業ですw

もちろん、そのような医学はめちゃくちゃ
高価格で提供されるわけで、
資産家しか利用できないわけですが、そもそも
高収入になるためにすごく努力したのだから
当然でしょ、という資本主義的意見もありましょうが、
貧乏根性の染みついた私から見れば、
ただの強欲にしか見えません。

まだ読んでいませんが、サンデル教授の最新刊
「実力も運のうち 能力主義は正義か?」にも
そのような議論が展開されているのでしょうね。

「長生きする」ことの価値ってなんでしょう?
2016年のベストセラー
「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」で
著者リンダ・グラットン氏が言うように、
科学が更に進化しなくても寿命は100歳になりそうですが、
余暇をレクリエーションに使うのではなく
『リ・クリエーション』(再創造)に使うことが
人生を豊かに生きるために益々重要になってきますね。
ここでも“学び”の重要性が問われているわけですね。

私は長生きすることに意味を感じません。
社会の中で充実を感じられることが
何より大切だと感じます。
目的を失っては生きる喜びは感じられないでしょう。
目的を考え、自分を再創造する…
惰性で生きないためのハードルは、
自分で設置しないといけませんね。

「そう言えば、清水さん最近見ないね」
「先月死んだらしいぞ」
なんてポックリ逝くのが私の理想ですね。
賞味期限はあと10年くらいかな。十分です。

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