人の心を動かすには

空に飛び立つ飛行機(旅立ちのイメージ)

皆さん、こんにちは。
ウエイクアップ・伴想人®(ばんそうびと)の「りょうちゃん」(永田亮子)です。

伴想人®って何?

3月上旬、経営人財育成において、特に女性活躍に焦点を当てている「伴想人®」プログラム第4期生14名を送り出しました。
昨年6月のスタート時のガイダンスでは、緊張と不安が見え隠れしていた彼女たちが、山あり谷あり嵐ありの9か月の旅路を経て、笑いあり涙ありで自分自身のストーリーを語る姿は、自信に満ち溢れていて、響きがエネルギーになっていく瞬間だったように感じました。これからもますます高くて厳しい壁にきっとぶつかることもあると思いますが、同期も伴想人もいますので、「彼女たちなら大丈夫!」と確信しています。

また、このプログラムに加えて、企業役員の皆さまが組織内の直属の部下ではない女性社員に対する1on1のクロスメンタリングを実施される際にご支援する機会も増えてきました。伴想人が企業の役員経験があり、さらにコーチングトレーニングをしっかり受けているという特徴的なユニットだからこそ、お声がけをいただいているものと思います。すでに多くの企業で1on1を取り入れられていますが、役員によるクロスメンタリングがこれからますます増加していくように思います。

より良いメンタリングのためには、上質なクライアント体験が欠かせません。伴想人にご興味、ご関心をもたれたら、ぜひウエイクアップのホームページをご覧ください。

雲・雨・傘の法則

企業役員の方々とさまざまなトピックを話す中で、「意図がなかなか伝わらない」というご相談を受けることがあります。そのときに、私自身の経験から、一つの例としてご紹介するのが、コンサルティングファームのマッキンゼーで開発された「空・雨・傘」という問題解決のフレームワークです。
これは、事実、解釈(仮説)、行動の3つに分解して物事を捉えるもので、話し合いをしている中で論点を整理したり、どこに焦点を当てた話をしているのかをお互いに認識したりする際に役に立ちます。

(事実)空を見上げて雲がどんよりという事実を確認する。
  ↓
(解釈)このまま時間がたてば雨が降ってくるだろうという解釈
  ↓
(行動)雨に濡れないようにするために傘を持っていこう  (出典:ダイヤモンドオンライン)

見ている事実が異なっていたり、同じ事実を見ていても解釈が異なっていたりするので、想定外の行動になってしまうことがよくあります。私自身の経験からも、アレっと感じるときに、一度立ち止まって整理してみるようにしています。

1on1では、「雲雨傘」に入る前に、私自身の「願い」を意識してみるようにもしています。
1on1の場がどのようなものであってほしいか? 相手にどうなってほしいのか? 私自身がどうありたいのか? 相手と私の関係性がどのようなものでありたいのか? 私自身の「心」を動かすウォーミングアップです。

おまけ 2025年春

春のイメージは、旅立ちと出会い。2023年から3年続けて海外旅行を実行します。基本コンセプトは、ドライブ&トレッキングで、ネイチャーライフ。自分が自分らしくあるために、大切な時間、イベントになってきました。今年は、南の方の島へ行ってきます。さて、どこでしょう? 次回のメルマガのテーマにしようっと。
「人の心を動かすには、自分の心から動かさなければならない」(本田宗一郎氏の言葉)を胸に、自分の心を思いっきり解放し、全身で響く感覚を深く味わいたいと思います。