Buen Camino 良い旅を!

伴想人のやっちゃんこと長浜靖子です。

伴想人プログラムも4年目となり、
先日アラムナイミーティングを対面で
開催しました。

企業でリーダーシップを発揮する
50人余りの女性たちが集まり、
熱く語り、大いに飲み笑い合う場でした。
このようなコミュニティができつつある
ことにとてもワクワクしています。

私は昨年、スペインの
サンティアゴ巡礼路を歩く機会がありました。
聖ヤコブ(キリストの12弟子のひとり)の
聖骸があるとされるスペイン西端の街、
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
(カトリックの3大聖地の一つ)
まで繋がるカトリック教徒の巡礼路で
世界遺産にも登録されています。
この路を歩くために
世界中から多くの人が集まってきます。
ここで色々な体験をしたのですが、
その中のひとつをお話ししたいと思います。

いつもはアルベルゲという、日本でいう
ユースホステルのような巡礼者用の
簡易宿に泊まるのですが、ある日、
どうしてもバスタブに浸かり
ふかふかベッドで眠りたくなって、
巡礼路から少し離れた場所に
宿を取りました。

とても快適だったのですが、
ベッドに入っても何故か落ち着きません。
早くカミーノ(巡礼路)に戻りたい、
サンティアゴを目指して歩いている人達と
共にいたい、そんな気持ちで
ソワソワとして眠れませんでした。

翌日夜明け前に宿を出ました。
街灯がところどころにあるものの
あたりは真っ暗、
空には星が煌めき、
時々犬の遠吠えが聞こえます。

誰もいない山道を
ヘッドランプだけを頼りに歩きました。
何故か恐れはありませんでした。

不思議に何かに守られている
感覚がありました。
後ろからそっと背中を押してくれる、
横にいて共に歩いてくれている存在を
感じました。

目には見えないけれど、
人智を超えた大いなるものが
確かに私を導いてくれていました。

3時間ほど歩き
ようやく辺りが明るくなり、
街の灯が見えてきました。

そして街に入って最初のカフェに、
なんと2日前に一緒に歩いた
ドイツからの巡礼者が
偶然座っていたのです。
自然におはよう!と笑って挨拶をし、
その日の旅路を
また一緒に歩き出しました。

Co-Activeで大切にしている“人生の目的”。
あの日、私はカミーノの目的から
一瞬外れてしまいました。
けれどそれに気づいた時、
人智を超えた存在に助けられ
本来の道に戻ることが出来ました。

“北極星が我々を見守るように、
人生の目的は、我々が自分の本質と
深く響き合いながら生きる道を
照らしてくれる。”

人生は旅。
Buen Camino(良い旅を)!

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