あきらめるとは、明らかにすること

伴想人の成瀬健志です。
初めての投稿なので、自己紹介を交えながら、
セカンドキャリアについて書いてみます。

私は2022年の7月に
損害保険会社を退職して、今は
充電をしながら、コ一チとしての活動を
増やしています。

振り返れば、30年間、2社の
外資損害保険会社の保険金支払部門で
働いてきました。
仕事を通して、東京、沖縄、横浜、
サンフランシスコ、ニューヨ一ク、東京
とぐるりと回りました。
米国での14年間の暮らしは、多様性への
好奇心と違和感に慣れていくことで、
視点が広がりました。

半分冗談まじりで
「保険金を少なく支払うのが仕事ですよね?」
と聞かれることがあります。
しかし、実際は
「適正に早く支払うこと」が大事で、
「感情に向き合うこと」は更に大事です。

例えば、自動車事故では、先づは、
事故発生後のお客さまの安全を確保します。
そして、傾聴をしながら、
不安な感情を受け止めます。

損害保険の原則は、原状復帰と言って、
金銭的にはマイナスをゼロに戻すまで
ですが、保険会社の担当者と
お客さまの間に信頼関係が構築されると、
お客さまの不安な感情が和らぎます。

そして、迅速に事故が解決をして、
保険金が支払われると、
お客さまは安心をして、
感情がプラスへと動き出します。

私はセカンドキャリアの中心に
コ一チングを選びました。
組織を離れたことで、
今までの肩書きを手放しました。

それは諦めるというよりも、
これからの人生で試したいことを明らかに
したような感覚に近いかもしれません。
そして余白が生まれました。

今の私が大切にしているのは、
肩書きを下ろして、
謙虚さと自信を持ち続けること。
時間やお金などの数字を一旦横に置いて
眺めてみること。

それは、忙しいと後回しにしがちな、
価値観、感情、身体の感覚、
ご縁や関係性のあり方を再認識しています。

数字とあり方の対極思考の中で、
新しい掛け算の組み合わせを試してみる。
気づきの種をしっかりと置いておく。
または、時間をかけて発酵させていくことで、
新しい可能性が開くような予感がしています。

伴想人の活動の中では、キャリアを
ジャングルジムに例えています。
上に登るだけでなく、横に進んだり、
時には下りて休んだり、また
別のジャングルジムに移ることもあります。

私もジャングルジムを動き続けることで、
当たり前の思い込みから自由になり、
よりたくさんの視点を試しながら、
より主体的に人生の選択をしたい。

そして、人生の転機やキャリアに
チャレンジする多くの方々に伴走して、
頭で考えるだけでなく、一緒に
腹を立てたり、腹落ちをしたり、
胸のモヤモヤを感じたり、そして、
胸の奥にある熱さを大切にしていきたい
と思います。

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