1on1があっという間に終わる質問

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。

さてウエイクアップでは企業に
Co-Active(協働)の知恵を届ける
CAO (Co-Active Approach for Organization)
というプログラムを提供しています。

CAOは相手と信頼関係をつくり協働して
いく上で、あると良いと考えられる
スキルとスタンスを「8つのポイント」
として体験学習していくプログラムです。

上司と部下の2人きりで話す1on1では、
互いに信頼関係がないと、正直厳しいものに
ならざるを得ません。

その信頼関係をつくっていくために
「8つのポイント」の中で私が特に
上司の皆さんにお勧めしたいのは
「学びを深める」という関わりです。

私の想像では、この関わりをすると
上司と部下の信頼関係は自然に構築され、
はたまた1on1はあっという間に時間が
過ぎると思っています。

まず1on1の始まりは「最近どうですか?」
といった漠然とした質問から始めてみます。

部下から「何について話せばいいですか?」
と言われたら「何でもいいよ、仕事のことでも
プライベートなことでも」と返してみます。

それでも「特に話すことはないです」と
返されたら上司から話を振ってみてください。
「あの仕事の進捗はどう?」といった感じで。

そしてここから「学びを深める」質問を始めます。

部下が特に問題なく進めていると話したら
「何が上手くいっていると思う?」と質問します。

そして、もし部下が問題ばかりで全然
上手くいっていないと話しても、同じ質問をします。
「その中でも上手くいっていることって何だと思う?」

この質問は恐らくすぐには答えられない
可能性もあります。
上司の皆さんには、その時は是非しばらく
沈黙で待っていて欲しいと思っています。
部下が自分で考える時間を与えて欲しいのです。

上手くいっていても、上手くいっていなくても
そこには必ず「学び」があり、

人はそれを「知恵」に変えていく力がある、
というスタンスで関わります。

上司が沈黙で待ってくれる姿勢も信頼関係に影響します。

もし「わかりません」と言われたら、どうぞ上司から
「私が見ていて思う上手くいっていることは……」
と伝えてあげてください。

また答えが返ってきた際にも、同じく上司から
「私が見ていて思う上手くいっていることは……」
と伝えます。

この「学びを深める」質問は、部下が行動している限り
絶対に質問できるものだと思いませんか?

「別に困ったことも相談したいこともありません」
と部下に言われても、
「そうなんだ上手くいっているんだね。
ちなみに何が上手くいっているの?」
と聞くことができます。

部下の答える「上手くいっていること」が上司からしたら
「え!それを上手くいっていると認識しているのか!?」
というものであるかもしれません。

「どうしてそう思った?」と好奇心を向けたり、
上司自身の考えを伝えたりしていくと、
時間はあっという間に過ぎ、互いを理解
していくことにも繋がっていきます。

「学びを深める」質問は他にもまだあります。
どうぞCAOに興味を持たれたら、
気軽にご連絡くださいね。

私たちウエイクアップは上司の皆さんを
いつも応援しています!!
気になることがあれば、気軽にお声がけください。
【お問合せ先】https://wakeup-group.com/contact/

【おまけトーク】
自身のリーダーシップをトレーニングするために、
散々迷った挙句、演劇(スタニスラフスキー・システム)
を学び始めました。
70歳のロシア人から教えを受けているのですが、
Co-Activeリーダーシッププログラムで学んだことと
相似していて驚いています。
演劇を学ぶという発想はCTIファカルティの
ヒデキの影響でした。
https://wakeup-group.com/buzz/211027-2

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA