コーチングの有効活用

SNSやニュースに惑わされない方法

情報に困惑する人

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。

最近の国際ニュースを見ていると、不安に感じることがたくさんあります。株式市場が大きく上下したり、 インフレへの心配があったり、トランプ大統領の発言によって経済の先行きが見えなくなったりしています。

こんなとき、私たちはつい、どうにかしようと反応してしまいます。「株価はどこまで下がるのだろう?」「今が買い時なのか、それとも売るべきか?」そんな不安から、SNSやニュースで情報を集めて、どうにか未来を予測しよう、コントロールしようとします。

でも、実際には株価や大統領の発言など、自分ではどうにもできないことばかりです。それは市場だけでなく、私たちの身の回りの環境要因にも同じことが言えます。

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目の前の「当たり前」が消えたときに

緑の中でゆっくり呼吸する人

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。

突然ですが、このような質問を受けたことはありますか?

「あなたが一番大切にしたいことは何ですか?」

一見すると、この問いはシンプルです。けれども、本当の答えを見つけるには、少し立ち止まって自分自身に向き合う時間が必要かもしれません。実は、最近この問いを深く考えざるを得ない経験をしました。それは、入院生活の中での気づきによるものです。

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あなたの組織に「眠っている犬」はいますか?

眠っている犬

組織変容®コーチの木村史子です。

組織の中には、3匹の犬が存在します。
まず、重要で緊急度の高い「吠える犬」。次に、戦略的に重要ではあるが、緊急度は高くない「吠えない犬」。最後に、誰も進んで話そうとはしないけれど、話し合われない限り先に進むことが難しい、話すことのできない問題、それが「眠っている犬」です。
(出典:「フィールドブック学習する組織『10の変革課題』なぜ全社改革は失敗するのか?」ピーター・センゲ他著の書籍)

私たち組織変容コーチは、各企業に赴いて、その組織について、何人かの個人へのインタビューを通じて理解を深め、組織変容のステップを見立てていきます。
その際、組織にいる「吠える犬」と「吠えない犬」、そして「眠っている犬」が明らかになることがあります。

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コーチ選びの新機軸

CPCCの認証バッジ

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。

CTIJAPANの「コーチングを受ける」ページのCTI認定プロコーチ検索
PCCのコーチを検索したところ、登録227名中、103名のPCCがいました。
(2025年4月12日現在)

かなり増えましたね。

CTIの上級コースに参加するには、定期的にCPCCかつPCCの資格保持者から
コーチングを受ける必要がありますが、100名以上もいると、これはもう
選び放題というか「迷い放題」です。

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沈黙デザイナー

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。

突然ですが、「コーチングって何だろう?」と考えたことはありますか?
実は、私はよくこの問いについて考えます。なぜなら、コーチングの価値がまだ世の中に広く伝わっていないと感じるからです。

現在、CTIなどのスクールでコーチングを学ぶ人が増えている一方で、「コーチングとはそもそも何?」という段階で止まってしまう人も少なくありません。

例えば、CTI JAPANのウェブサイトではコーチングについて以下のように紹介されています。

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なぜ外部の視点が「組織の姿」を照らし出すのか

インタビューのイメージ

こんにちは、ウエイクアップ組織変容コーチの山川広美です。

時々「組織変容コーチ」の組織へのアプローチ方法について聞かれることがあります。
様々なアプローチがあるのですが、そのひとつがインタビューです。

このインタビューでは初対面の短い時間の中で、組織のリーダーは気づいていなかった
組織の真実が浮かび上がることがあります。

メンバーが語るのは課題だけでなく「こういう風に働きたい」という願いや、
それが叶わないジレンマといった本音を語ってくださいます。

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F1とコーチング

F1サーキット

「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。

3月14日から2025年のF1が、オーストラリアからスタートします。
Netflixでも同じみのオーストラリアの人気ドライバーのリカルドが引退しましたが、同じオーストラリア人のジャックドゥーハンが新たにアルピーヌに加わったので、オーストラリアグランプリも盛り上がることでしょう。私は以前ジャックの父の2輪レーサーのミックドゥーハンのレースをよく見ていましたので、ジャックのF1デビュー(正式には昨年の最後のレース)には感慨深いものがあります。

F1の0.001秒を争う競技の裏側には、ドライバーだけでなく、何百人ものチームスタッフ、エンジニア、データアナリストが存在し、常に「勝利」を追求しています。
実は、このF1の戦略と、私たちが日常で向き合う「コーチング」の本質は驚くほど似ていると私は感じます。

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パーパス経営を本物にするコーチングの力

こんにちは!
ウエイクアップの三升谷真秀(えま)です。

昨年12月13日、無料ウェビナー「パーパス経営を本物にするコーチングの力」
を開催しました。
おかげさまで満席となり、多くの方にご参加いただきました。
この場を借りて、心から感謝申し上げます。

このウェビナーシリーズでは、
「個人のパーパスと組織のパーパスをいかに結びつけ、共に成長し、
より良い社会の実現につなげるか」というテーマを深く探求しています。
シリーズ第1回目では、「個人と組織、そして社会の本質的変化を生み出す
コーチングの可能性」をテーマに、ウエイクアップのメンバー3名が
それぞれのストーリーと実践例を交えながらお話ししました。

登壇者は、小西勝巳(かつみ)、番野智行(ばんばん)、そして三升谷真秀(えま)。
それぞれがプロのコーチとして培ってきた経験を基に、コーチングの力が
いかに個人と組織の変革を後押しするかについて語りました。
当日の詳細な内容は、以下の記事でご覧いただけます。

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かつみのみは「巳」

巳

「カオスを超えて、本質へ」
ウエイクアップ組織変容®コーチの小西勝巳です。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

2025年は巳年ですね。
蛇は手足を持たない少し異様な姿や、毒を持つ種も多く、脱皮を繰り返す特性などから、古代から世界各地で人類の象徴的思考を刺激してきました。
多くは「死と生」「復活・再生」の象徴とされているようです。

私の名前、「かつみ」の「み」も「巳」。
小学生の頃、母親から「自分=己に勝ってほしい+姓名判断でこの漢字にして“勝巳”ってつけたんやで」と教えられ、この「巳」は馴染みの漢字です。
そして自分の名前の由来から「自分に勝つ=自分のコンフォートゾーンを超えていくこと」が、なんとなく人生のテーマだと感じていました。

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普段使いの「好奇心」

談笑する美容師と客

こんにちは。
ウエイクアップの植田裕子(ゆうちゃん)です。
CTIの上級コースまわりと企業コースを担当しています。

コーチングを学んでよかったなと思うことの一つに、ふとした会話で
人の響き(盛り上がりとは違う質感)に触れられることです。

たとえば、先日美容室で。
今年、美容室を変えたこともあり、2回目くらいの時に、
カットしてくれているスタイリストさんに
「どうして美容師になろうと思ったんですか?」と好奇心で聞きました。
最初は不意をつかれたのか、少し驚いたような反応でしたが、話し出したら
徐々に熱を帯びてきて、カットしながら美容師になろうと思ったきっかけや
今の夢を熱く語ってくれました。
響き出したらもうここは「うん、うん」と聞いているだけです。

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