組織変容

企業文化が変わり始める時

「カオスを超えて、本質へ」
ウエイクアップの小西勝巳です。

「企業文化を変えようと色々な制度改革をやってきたが、なかなか変わらない…」
「文化のような“ふわふわ”したことより、事業戦略や業務プロセス改革が急務だ」
「風土改革を目指してワークショップを何回もやってきたが、変化の実感がない…」

お客さまと会話していると、企業や組織の文化・風土について、上記のような
様々な声が聞こえてきます。
人的資本経営を進めていく上で「文化」に関心が高まってきていると同時に、
「文化を変える」ことの難しさも感じていらっしゃることが伝わってきます。

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TMI理論のI

ミーティング風景

こんにちは。ウエイクアップの組織変容コーチの中村菜津子です。

TMI理論という組織論をご存知でしょうか。
管理職研修などでよく登場するPM理論とも似ている考え方です。

チームメンバーの行動をT機能・M機能・I機能の3つのいずれかに分類します。
T(タスク)機能は組織の目標・課題達成の機能、M(メンテナンス)機能は組織を維持するそしてI(インディビジュアル)機能は私的な欲求から出てくる行動で組織を破壊する可能性がある機能です。

T(タスク)機能が高いと業績が向上する一方、偏りすぎるといいチームワークが育たなくなる傾向があり、M(メンテナンス)機能が高いとチームワークは良くなりますが、隔たりすぎると組織は仲良し集団化し目標達成能力が落ちます。この二つのバランスが大切ということになりますが、みなさんの組織はいかがでしょうか。そしてバランスを取るためにどのような取り組みをしていますか?

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ニュージーランドのレインボーチェア

虹色のベンチのイメージ

こんにちは。ウエイクアップの
組織変容コーチの中村菜津子です。

少し前のことになりますが、今年の夏はCo-Activeコーチングと親和性の高い社会構成主義をベースにした心理療法を学びにニュージーランドへ行ってきました。なぜこの手法がこの国で生まれたのか、実感する機会はたくさんあったのですが、なかでも勉強の一環で訪れた地元の小学校にあった「レインボーチェアー」は印象的でした。

この公立小学校に通う子どもたちは、原住民のマオリ族や難民をはじめ、色々なルーツを持っていることが一目でわかります。そもそもみんな違いますよね、から始まるコミュニケーションの中で成長するだけでも日本とは違うのだろうと思うのですが、きっと学校だけでなく社会もそうなのだろうという想像が容易につきました。

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息子との関係性を維持するコツに気づく

母と息子

こんにちは、組織変容コーチの川添香です。
9月上旬に成人した息子と三泊四日の長崎・
福岡旅行をしました。

実はこの旅行、3月に他界した夫の置き土産
旅行です。
3年ほど前から身体を悪くしていた夫です
が、今年の初めに旅行を計画し、それを
目標に身体作りをしていました。
残念ながら夢は叶いませんでしたが、飛行機や
宿泊の予約、旅程も作ってくれていたので、
一人で行くか、キャンセルかと迷いました。
しばらくは放っておいたところ、
その時期なら時間空くから一緒に行ける
と、30歳を過ぎた息子との二人旅となったのです。

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腐ったリンゴは取り除け?

腐ったリンゴを取り除く手

こんにちは、組織変容コーチの川添香です。

心理学の実験には興味深いものが
たくさんあり、記事を見つけると
ついつい読んでしまいます。
その中でも、へぇーボタンを押し続けて
しまいそうな心理的安全性に関わる
実験があるのでご紹介したいと思います。

題して「腐ったリンゴの実験」
日本では腐ったミカンの方がピンとくる
感じがします。

内容は、チームに悪影響を与える3つの
典型的なタイプを想定し、演技のうまい
学生ニックに演じてもらい、
その影響を測るというもの。
まさに腐ったリンゴがひとつあると
周りのリンゴも腐るのかという実験ですね。

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今、この部屋で、皆さんが気付いているのに触れようとしないことはなんですか?
〜カオスを超えて、本質へ〜 Vol.8

カオスを避けて言葉を飲み込む会社員

ウエイクアップ組織変容®コーチの
木村史子です。

「今、この部屋で、皆さんが
気付いているのに触れようとしない
ことはなんですか?」*1

ドキッとする、でも、カオスを超えて、
本質へ向かうチームをサポートする
ことができる、大好きな問いです。

先日、あるプロフェッショナルチームの
対話の中で、この問いに向き合う場面がありました。
参加者の皆さんに許可をいただいて、
どんなカオスとそれを超えていく場面が
あったのか、起きたことをシェアします。

「今、この部屋で、皆さんが気付いている
のに触れようとしないことはなんですか?」*1
という問いで、ポツポツと
普段話されないことが話されました。

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どんな雑談してますか?

オフィスで雑談する人たち

こんにちは、ウエイクアップの
組織変容®コーチの山川広美です。

これをお昼の休憩の時間にお読みの
ビジネスパーソンの方も多いと思います。
オフィスに出勤している方は、周りの方と
どんな雑談をされますか?

組織向けのワークショップや
コーチングをご提供する中で、
MIT組織学習センター共同創始者の
ダニエル・キム教授の成功循環モデルを
ご紹介することがよくあります。

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組織変容コーチ?

ミーティングをするコーコーチのイメージ

こんにちは、ウエイクアップの
組織変容®コーチの山川広美です。

このメルマガをお読みのみなさんは
コーチングを提供したり、
受けたことがあったり、
学んだことがある方が多いと思います。

私も組織変容®コーチであると同時に
1対1のコーチングも長年提供している
コーチの1人です。
最近、組織変容®コーチと
1対1のコーチングを提供するコーチとは
「何が違うのですか?」と
聞かれる事がありました。

今日はこれを私なりに
考えてみました。

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問題は解決していないけれど…

サムズアップしているビジネスパーソン

こんにちは、ウエイクアップの
組織変容コーチの番野智行です。

とあるプロジェクト*で、
ずっと悩んでいた問題がありました。
*ウエイクアップ以外の案件です。

具体的な内容は控えますが、
・問題を分析し、他者に助言を求め、
 打てる手は打ったが上手くいかず、
 どの選択肢も手詰まり感
・時間の経過とともに状況も徐々に悪化
といった感じです。

過去の経験からは、何とかなると
思っていたのですが…

プロジェクトメンバーも私も疲弊気味。
時間だけでなくエネルギーもロスしています。

困り果てた私がふと思い出したのが、
私がコーチとして関わったあるチームでの出来事。

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人はもともと多様である ~夫婦の対話からの気付き

対話する夫婦

こんにちは、ウエイクアップの
組織変容コーチの番野智行です。

「多様性」にどう向き合うのか。

企業をはじめとする組織の運営における
大事なテーマとして扱われる機会が
随分増えてきました。
ウエイクアップのメールマガジンでも頻出です。

また、私自身、コーチングに加えて、
社会的な活動の支援に長年取り組んでいますが、
ジェンダー、人種・国籍、障がいなど、
社会的弱者や少数者を
単に支援するのではなく、
社会としてどう包摂していくのかが
重要なテーマとなっています。

…とここまでは、よく聞く話ですが、
今日は私自身が
「人はもともと多様なんだな…」と
肚落ちしたパーソナルな話を書きたいと思います。

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