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知らず知らずのうちにリーダーが周囲に与えている影響

ウエイクアップリーダーズマガジン編集長の平田淳二です。
仕事のフィードバックを受けることは好きですか?

コーチや講師の仕事をしていると、お客さんからアンケートで必ずフィードバックを受けます。しかも点数化されています。

自分自身も点数が低くて、過去にはある会社の担当を外されたこともあります。

(笑)

にはなれません。
しかし、このフィードバックをどう捉えるかによって、自分の成長が変わっていきます。
今回はリーダーの影響とフィードバックについて山田亨の執筆です。
TLCジャパン アソシエイツ
エグゼクティブコーチ 山田亨

「知らず知らずのうちにリーダーが周囲に与えている影響」
企業・組織のリーダーは様々なステークホルダーからの様々な期待を背負ってその職についていらっしゃいます。

株主からの期待、経営からの期待、お客様からの期待、フォロワーからの期待など様々な期待が絡み合う中で直面する課題に対して適切な判断を下していかなければならない立場で日々奮闘されています。
ただ、そのような状況では、時にその期待を強く握りすぎるあまり、リーダー本人が意図しない影響(インパクト)を周囲に与えてしまうこともあります。
・業績に対する強い責任感が、「この人は聞く耳を持たない人だ」とフォロワーに独裁的な印象を与えてしまっていたり…
・完成度の高い戦略を組もうという高い意識が、「あいつは自分以外の人間は間違っていると思っている」と同僚に批判的な印象を与えてしまっていたり…
・チームの和を保とうとする協調性が、「あいつは部下のご機嫌ばかりを気にしている」と上層部には弱腰のリーダーだと写ってしまっていたり…
それぞれのリーダーは

・力強い業績回復・
・スキの無い戦略で迷いなく動くチーム
・協働的でサポートしあえる関係性
など、本来作り出したい状態、言い換えると「思い」や「願い」を持っています。
一方で、様々な期待を背負う中で感じるプレッシャーがいつの間にか心の隙間に入りこみ、気づかぬうちになんとなく不器用なインパクトを周囲に与えてしまう。
こうした気づかぬうちに周囲に与えてしまっている影響、気づかないままでは手の施しようがありません。

これに気づくために他者からのフィードバックが有効な手段です。
ただ、強い思いと責任感の下で日々お仕事に取り組まれていればいるほど、他者からのフィードバックに対して様々な感情がわき起こるのも、また人情です。
・自分の考えがわかってもらってないな…

・結局、(部下たちは)自分たちのことしか考えていないではないか…

・今のこの危機的な状況を本当にわかっているのか…
など、絶望的な気持ちになることもあろうかと思います。
そんなお気持ちを汲みつつ、様々な思いで結果を見つめられるご本人を前に、私はいつもこのようにお伝えしています。
「フィードバック結果は、日々の振る舞いが他者に与えている印象であり、ご本人の能力の有無を表したものではありません。」
「ただ、そこには一つだけ「事実」があり、その「事実」とはフィードバックをくれた「他者」があなたに対してそのような印象を抱いているということ。」
「その「事実」の奥で起こっていることを解釈し、その事実に対してどのように応答していくか、ということを今日話し合えれば幸いです。」

そのようなお話をしながら、自身を取り巻く状況、思いや願い、問題意識、成長の過程で形成された思い込みなど、背景にある様々な事柄を丁寧に読み解き、それらを自覚し、受け止めた上で大きな問いを持って自分と向き合われていきます。
・これは自分が本当に起こしたかったインパクト(影響)なのだろうか?

・本当に自分が起こしたいことは何か?

・自分は何のために自分を使いたいのだろうか?

・真の目的を果たすために自分はどのような選択が可能か?
こうした深い内省を経てより大きな目的とつながり、行動を繰り返すことで、リーダーは自らの行動やあり方、さらには思考までも選択することができる「さらに先の意識状態」へと成長していくことができると考えています。

<ご案内>

TLCは「成人の成長ステージ」を理論的背景としてリーダーの内面を深く探究し、創造的なリーダーシップの発揮を支援していくプログラムです。

TLCジャパンではこのTLCのコンセプトを、体験を通じて深く理解していただくための半日ワークショップを開催しています。
詳細及びお申し込み方法は以下のリンクよりご確認ください。次回開催は2/8(水)の予定です。
http://my66p.com/l/m/Ab8jRbKWlo02o2

また、定期的に無料説明会も開催しておりますのでお気軽にご参加下さい。
http://my66p.com/l/m/S3wDNDyd2W0spb
※このメールマガジンは、転送を歓迎致します。ご同僚やご友人など、興味をお持ちの方へ自由に転送してください。

 

 

株式会社ウエイクアップ
ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン編集部
編集長 平田 淳二

ウエイクアップ・アワード第1回の受賞者ご紹介(NEC様)

こんにちは。ウエイクアップ・リーダーズマガジン編集長の平田淳二です。

今週から、昨年度 第1回ウエイクアップ・アワードの受賞者をご紹介したいと思います。

まず、1組目は、

日本電気株式会社 小西 勝巳様
NECマネジメントパートナー株式会社
藤原 只敏様、脇 和信様です。

(授賞式には、日本電気株式会社 田代部長にもご来席いただきました。)
このお取組を、一言で表すとしたら、「企業におけるコーチングの進化」という言葉がふさわしいのではないでしょうか。

コーアクティブ・コーチングやシステム・コーチングを社内のマネジメントに最大限活用され、対話の文化を地道に醸成してこられました。

中でも特筆すべきは、事業部長経験のあるエグゼクティブの方に社内コーチとして活躍する、というセカンドキャリアの道を拓き、見事に結果を出されていることです。
アワード実行委員長 島村は、このお取組について、次のように述べています。

「豊かなビジネスキャリアを有するエグゼクティブが、フルタイムの企業内コーチとして活躍する、という新たな可能性の扉が拓かれました。

長幼の序を大切にする日本的経営と、目の前のその人の自ら答えを見つける力を信じ切るコーチング、それぞれの強みがブレンドされてシナジーを生み出し、コーチ、そしてクライアントの双方に、そしてさらにビジネスの最前線で、幸せな今と未来が創出されています。
充実した活動に確かな手応えを感じていらっしゃる小西さん、藤原さん、そして脇さんの幸せな笑顔が、とても印象的でした。
日本におけるコーチングの進化形態の1つを示されたことに対して、最大限の敬意と共に、大きな拍手が会場から送られました。」
ウエイクアップ・アワードは、コーチングやリーダーシップの新しいスタイルが発掘される場でもあります。