普段使いの「好奇心」

談笑する美容師と客

こんにちは。
ウエイクアップの植田裕子(ゆうちゃん)です。
CTIの上級コースまわりと企業コースを担当しています。

コーチングを学んでよかったなと思うことの一つに、ふとした会話で
人の響き(盛り上がりとは違う質感)に触れられることです。

たとえば、先日美容室で。
今年、美容室を変えたこともあり、2回目くらいの時に、
カットしてくれているスタイリストさんに
「どうして美容師になろうと思ったんですか?」と好奇心で聞きました。
最初は不意をつかれたのか、少し驚いたような反応でしたが、話し出したら
徐々に熱を帯びてきて、カットしながら美容師になろうと思ったきっかけや
今の夢を熱く語ってくれました。
響き出したらもうここは「うん、うん」と聞いているだけです。

カットが終わり、ブローはカットを後ろで見ていたアシスタントさんが
担当してくれました。彼はブローしながら
「自分は○○さんに長くついてますけど、あんな話初めて聞きました」
と嬉しそうに話してくれました。

そこで、アシスタントさんにも
「あなたは、どうして美容師になろうと思ったんですか?」
と聞いてみたら、待ってましたとばかりに嬉しそうに語ってくれて、
将来の夢も熱く語ってくれました。響きが止まらず
「私の髪はとっくに乾いていると思うのだけれど、、、」と
心配になるほどでした。

スタイリストさんが戻ってきて、アシスタントさんの話は強制終了
となったのですが、今度はスタイリストさんが気になっていたようで
「なんか盛り上がっていましたね。何を話していたんですか?」
と聞かれました。

照れくさそうな、でも嬉しそうなアシスタントさんの姿を鏡越しに見ながら
「アシスタントさんにも同じことを聞いていたんです。
みなさん強い想いがあってこのお仕事されているんですね」と言うと、
スタイリストさんも嬉しそうに誇らしそうな笑顔を返してくれました。

人が自分の大事にしていることに触れて響き出す時は、
その人ならではの音色が奏でられて、それに触れることができると
「時間よ、止まれ!」ではないですが、ずっと聴いていたくなります。

もっと日常使いをケーキ屋で。
私はケーキが大好きなのですが、ケーキを買う時、空いている時はよく
店員さんに「あなたのオススメは何ですか?」と聞いてみます。すると
「えっ? 私の好みでいいんですか? 今の季節のおすすめは○○ですが、
個人的には△△が好きなんです」と嬉しそうに話してくれると、
このお店のケーキのこと好きなんだな〜というのが伝わってきて、思わず
△△を買ってしまいます。
そんなちょっとした想いが聞けるやりとりも大好きです。

でも、残念な経験もあって、、、
「あなたのオススメは何ですか?」と聞いたら
「うちのケーキはどれも美味しいです」と無表情で言われた時は、
チーン!終了!となりました。(涙)

好奇心をもって人に焦点を当てた問いは、お互いを幸せにすると確信しています。

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