君の名は

ウエイクアップの山田希です。

肩書や苗字、あだ名など、人は呼ばれ方によって反応が違ってきます。
呼び名というのはその中に既に関係性が
含まれており、どう呼ぶか、の中に
相手との距離感が感じられるものです。

私は最初に働いた会社が外資系企業でした。
外国だとファーストネームで呼び合うのかな、などと
思っていましたが、そんなことはありませんでした。
しっかりと敬称をつけて呼ばなければならない場合から
フランクにニックネームで呼び合う場合まで、
関係性に応じて判断しなければならない
ことがほとんどでした。

とはいえ良かったのは、社内では
肩書の上下、老若を問わず「〇〇さん」と
呼び合うことが一般的だったことです。
もちろん職権の違いなどはしっかりと認識しつつ、
話し合うときは肩書なしで話せたため、
自分の意見も言いやすく、フラットな
組織文化を創っていたのではないかと思います。

翻ってウエイクアップでは、さらに進んで
お互いをニックネームで呼び合っています。
肩書はほとんど存在せず、役割も
一人が複数持つ場合が多いため、
肩書や役割名で呼ぶことが現実的ではない、
ということもありますが、ほぼ全員がニックネームです。

ニックネームで呼び合うと、〇〇さん、と呼ばれるよりも
より個人的な響きがします。
フラットな関係性というだけからさらに
個人の内面に少し足を踏み入れる感じがあります。

当社では何かをするにあたってその人の
想いや気持ちといったものを大事にしています。
なぜこれをやるのか。
どうしてこれが大事だと思うのか。
その気持ちを語るのに、もしかしたら
この呼び名が影響している―――のかもしれません。

ちなみに私は のぞみーる と呼ばれるように
なってしまいました。
初対面の人に言うといつもくすっと笑われるのですが、
CFOという肩書を飛び越えて関係性が築ける
ような気がしています。

距離感や関係性を変えたい相手がいるのなら、
呼び名を変えてみても面白いかもしれませんね。

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