ウエイクアップの平田淳二です。
最近1on1のかなり難しいシチュエーションで
どうしたらいいかを相談されることが
多くなってきました。
コーチングなら、コーアクティブ・モデルから
アドバイスができますが、1on1になると、
企業の置かれている状況や1on1の考え方によって、
同じようなケースであっても、適切な
アドバイスができないことが多々あります。
ただし、多くの事例を見てきた結果、私は
ほとんどの1on1は8つのポイントで
カバーできるのではないかと思います。
8つのポイント
- 人に焦点
- NCRW
- いったん受け止める傾聴
- 未来志向
- 強み・持ち味を伝える
- 意見もOK、ただしこだわらない
- 学びを深める
- 意図的な協働関係
また、この中でも一番汎用性が高く、
どのような1on1でも使用できるのが、
「学びを深める」といった関わりです。
例えば、1on1でよくある悩みの
相手に気をつかって難しいケース
・年上の部下へ対応
・あまり話さない部下への対応 など
何を話せばいいかわからないケース
・普段から仕事の話をすることが多く
コミュニケーションは多い
・1on1のテーマがない
・できすぎて問題がない部下
・自分であまり考えない部下 など
お互い忙しくて時間が取りづらい
このようなケースでは、学びを深める関りが
有効的であり、なおかつ実践的でもあります。
以下に学びを深める事例を記載しましたので、
ぜひ1on1の参考にしてください。
<学びを深める例>
上司:
先月のプロジェクトはどうでした?
部下A:
スケジュール調整がうまくいかずに、
後手後手になってしまいました。
上司:
そうか~、じゃあAさんとして、
このプロジェクトをもう一回やるとしたら
どんなことが考えられるだろう?
部下A:
そうですね。他部署との日程調整をもっと
早い段階からやっておけば よかったです。
上司:
では、このプロジェクトから、Aさんとして
学びがあるとしたらどうだろう?
部下A:
長期的な計画性と何かを進めるときには、
バッファを持たしておくことが 必要だと気づきました。
上司:
いい気づきだね。
じゃあ、次の計画にそれを生かすとしたら、、、
※8つのポイントは法人向け2日間プログラムの
CAOで実施されている内容です。
追伸:
1on1のウェビナーは「1on1の必要性と効果」を
10月20日に予定しています。
お申込みページなど詳細については後日、
メルマガや弊社サイトにてご案内します。