
株式会社ウエイクアップのチョロこと、廣﨑淳一です。
皆さんは映画『マイ・インターン』(原題:The Intern)をご存知でしょうか?
ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが主演し、20代・30代中心のスタートアップ企業に、70歳のシニア・インターンとしてデ・ニーロ演じるベンが入社。そしてさまざまな経験を経て、アン・ハサウェイ演じるCEOのジュールズの良きメンターへと成長していく物語です。
ジュールズはアパレルEC事業で若くして成功したものの、事業拡大や夫婦関係などさまざまな課題に悩みます。一方、ベンは豊富なビジネス経験と温かい人柄で周囲と関係を築くのが得意ですが、チャットツールのようなテクノロジーは苦手。そんな世代ギャップやベンの立ち位置が、若いチームにも新しい風をもたらします。
物語が進む中で、ベンはジュールズにとって経営面だけでなく、人生の先輩として頼られる存在にもなっていきます。彼自身も新しい環境に飛び込み、若い世代と触れ合うことで刺激や学びを得ていきます。
この作品は、世代を問わず互いに敬意を持って協働することの大切さや、人生100年時代の働き方のヒントを与えてくれる映画だと感じます。私自身もミドルやシニア世代が社会に貢献しながら新たなステージを迎えられたら素敵だなと思わずにはいられません。
現実には、40代になると社内での昇進の限界が見えたり、50代半ばには役職定年や報酬減、仕事内容の変化などに直面されている方も多いですよね。もちろん、そうした中でも次世代リーダーを支え、やりがいを持って働ける方もいますが、多くの方がこれからのキャリアや生き方に不安や閉塞感を覚えているのではないでしょうか。
しかし、40代・50代での“これから”はまだまだ長いものです。健康に気を付けていれば20~30年、活動的に過ごせる可能性があります。また、長寿化による経済的課題のリスクも無視できません。
「このままでいいのか」と感じるなら、体力・気力のある今のうちに新しいチャレンジを始め、生き生きとした次の人生への一歩を踏み出すチャンスです。
転職、副業、起業など、活躍の場は多様です。ただ、何から始めたらいいか悩む方も多いと思います。
実は私自身も50歳過ぎまで同じ悩みを抱えていました。しかしCTIでのコーチングの学びを通して自己と向き合い、新たに「コーチ」としての役割を手に入れました。多くの若い世代や経営者たちと出会い、新たに自分らしくいられる場所を見つけることができました。
早いものでコーチとして独立して7年、今年は還暦を迎えますが、「人生のハンドルを自分で握る」ことの大切さを実感しています。
人生100年時代、あなたはどんな次のステージを描いていますか?
これからのシニア世代の新しい働き方・生き方を一緒に探ってみませんか?