ウエイクアップの山田希です。
人生を彩るイベントは多々ありますが、どんなお天気だったでしょうか。
私の人生のイベントは気づいて見れば「晴れ」がほとんどでした。
行きたくなくて風邪をひこうと布団をかけずに寝たのに、
くしゃみ一つも出なかった小学校のころの凧揚げ大会しかり。
直前で眼病になり、てるてる坊主を逆さに吊るしたのに
見事に晴れ渡った遠足しかり。
わたしの気持ちとは裏腹にずっと晴天が続き、いつしか私は晴女なのだ
と思うようになりました。
一方で、天気というものは思いのほか、人の気持ちや体調に影響を及ぼします。
エアコンや加湿空気清浄機など、室内環境を快適に整えることはできても、
神ならぬ身の私たち人間に天候を操作することなど出来はしません。
北京での蝶の羽ばたきがブラジルで竜巻を起こすバタフライ効果が示す
ように、天気は科学文明が発達した21世紀になっても、一週間先の予想さえ
当たらない分野です。しかしそれでいて、長年にわたる人類の活動の積み
重ねが、このところの気候変動となって表れている、ということも
実感値として感じられるようになってきています。
最近では気象病ということばもあるそうですが、
雨が降ったら頭が痛いとか、気圧が低い日は身体が重たくなるなど、
自律神経の乱れからくる不調は生産性にも大きく影響を及ぼしそうです。
ウェルビーイングという意味では普段の体調やはたらく環境、働き方などを
整えることも大事ですが、長期的・地球規模で見れば、気候変動や
自然環境の保全に対して何ができるか、そして今後わたしたちの暮らしや
働き方をどう持続可能なものにしていくことができるか? というところも
大きな意味でのウェルビーイングに繋がってくるのかもしれません。
さて、晴れ続きだった私の人生ですが、30代を過ぎて、
自称「雪男」氏に出会ってから変化を迎えます。
「人生のイベントはすべて雨か雪だった」という彼と一緒になった
イベントでは、出張に行けばみぞれ交じりの雨、
社員旅行(3月)に行けば吹雪、という具合で、ことごとく天候不良に
見舞われるようになりました。
「実は晴女ではなかったのかも?」という自信のなさが影響したのか、
はたまた人生も中年を迎えそれなりに陰りや憂いを知るようになったためか。
そんな気持ちと同期を取るかのように、ここ最近の人生イベントは
淡い曇り空が続いています。
気候変動の影響を考えれば、なかなかの天気運なのかもしれません。
わたくしの気持ちひとつで天候が移り変わってくれるのであれば、
私にとっても地球環境にとってもWin Winのウェルビーイングが実現する
わけですが、さて、この先や如何に。
穏やかな気持ちで過ごすべく、年明けから瞑想でもしようかな
と思いめぐらす師走です。