「カオスを超えて、本質へ」をパーパスに掲げるウエイクアップの平田淳二です。
兵庫県知事選挙をきっかけに、「オールドメディア対SNS」という言葉が話題になっています。これからの世の中では、「どの情報が正しいのかを自分で考え、選択する力」が求められる時代に入ったと感じます。
これまではテレビや新聞などの限られた情報源が中心でした。しかし今では、SNSを通じて多様な情報に触れられるようになり、それを自分で判断することがますます重要になっています。
これは、Co-Activeコーチングの「バランスコーチング」の考え方にも通じるものです。
バランスコーチングでは、人生には一つの正解だけでなく無数の選択肢があり、それを自分自身で選び取ることが大切だと考えます。しかし、日常生活では役割やタスクに追われ、自分の意思で選択するというよりも、流されるようにこなしてしまうことが多いのではないでしょうか。
バランスコーチングでは、そんなときに一度立ち止まり、内省し、あらゆる可能性から自分で選ぶという力を養います。
例えば、今年ウエイクアップではCPCC(Certified Professional Co-Active Coach)を対象としたエグゼクティブ・コーチの募集を行いました。また、CTI JAPANでもリーダーシップ修了生かつCPCCの方を対象にファカルティの募集をスタートしました。これらも、Co-Activeコーチングを学んだ後に広がる無数の選択肢の一部にすぎません。
重要なのは、数ある選択肢の中から「自分自身で選択する」ということです。とはいえ、CTIでコースリードに情熱を持つ方のご応募もお待ちしています(対象者にはメールで詳細をお知らせしています)。
私自身の経験を振り返ると、Co-Activeコーチングを学んだことで視野が大きく広がりました。以前はコンサルタントとして働いていましたが、その理由は「将来のキャリアの選択肢を広げたい」「収入を上げたい」という、特に深い動機ではありませんでした。同じ条件があれば他の職を選んでもいいと思っていたほどです。
しかし、コーチングの学びを通じて、多様な価値観や生き方に触れる中で、「選択肢は無限にある」という実感を得ました。当時の私の周りにはフリーランスで働く人はほとんどいませんでしたが、コーチングを学んだおかげで独立する勇気が湧きました。もちろん収入が半減するなどのリスクもありましたが、自分で選んだ道だからこそ強いやる気が湧き、周囲の人々の支えや新たなつながりを感じながら、以前よりも充実した日々を過ごせました。
情報を自分で選び取る時代は、自分の人生を自分で選択する力を鍛える機会でもあります。この力は、個人のキャリアや生き方を大きく変える可能性を秘めています。
ただし、自分で選択するのは簡単ではありません。後悔しない、力強い選択をするために、コーチという存在がますます役立つ時代になっていくのではないかと感じています。
P.S.
当時、もう少しSNSが普及していたら、収入半減は防げたかもしれません…と愚痴りたくなることもあります。さらに言えば、独立した年にリーマン・ショックが直撃しました。しかし、なんとかなりましたので楽観的思考も大事だと思います(笑)。