こんにちは、組織変容コーチの川添香です。
9月上旬に成人した息子と三泊四日の長崎・
福岡旅行をしました。
実はこの旅行、3月に他界した夫の置き土産
旅行です。
3年ほど前から身体を悪くしていた夫です
が、今年の初めに旅行を計画し、それを
目標に身体作りをしていました。
残念ながら夢は叶いませんでしたが、飛行機や
宿泊の予約、旅程も作ってくれていたので、
一人で行くか、キャンセルかと迷いました。
しばらくは放っておいたところ、
その時期なら時間空くから一緒に行ける
と、30歳を過ぎた息子との二人旅となったのです。
息子は夫が亡くなる直前まで、実家暮らし
をしていたこともあり、三人で出かけると
いうことも度々ありました。ですが、
三泊四日息子と二人というのもなかなか
ない経験です。
何が起こるか、私は面白がっていました。
あるとき、友人との世間話でごく普通に
その話をすると、
「息子さん、優しいね」
と答えが返ってきてびっくりしました。
それも一度ではなく、二度三度数人に言われたのです。
これすごく意外で、息子が優しいから旅行を
一緒にするのかしら、と変な気分になりました。
もちろん、夫が亡くなって以来息子は私に
気遣いもしてくれましたが、それだけで
旅行まで一緒に行く理由にはならない気がします。
上の娘にこの話をしたら、やはり首をかしげ、
「費用はお母さん出してるし、お母さんが
優しいよね!」という答え。
それもそうだ(笑)
それで、息子にも同じ問いかけをしてみました。
そしたら、
「確かに優しいからじゃないなあ。
もちろん時間があったからだし、費用出して
もらえるからラッキーという気持ちもあるよ。
でも、それだけじゃ行かないなあ。
多分、一緒にいても嫌じゃないって言うのが
一番大きいんじゃないの?」
「そうそう、お互いに嫌じゃない!
これ大事だ。結局仲がいいってことだね」
と自画自賛して私も納得したのです。
夫がいなくなり、息子も家を出て、家族の
関係性は一年前とは全く変わりました。
息子とは物理的距離は離れましたが、以前より
近く強い関係になっていることは確かです。
だからこそ、この経験を通して、改めて
一緒にいて嫌じゃない関係性を築き続ける
ことは、とても大事なことだと気づきました。
息子との関係は、一緒にいすぎると嫌になる
関係性でもあると思います。
この適度な距離感に自覚的になって息子との
関係性を維持していきたいものだなあと
思っています。
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