こんにちは、ウエイクアップの
組織変容コーチの番野智行です。
とあるプロジェクト*で、
ずっと悩んでいた問題がありました。
*ウエイクアップ以外の案件です。
具体的な内容は控えますが、
・問題を分析し、他者に助言を求め、
打てる手は打ったが上手くいかず、
どの選択肢も手詰まり感
・時間の経過とともに状況も徐々に悪化
といった感じです。
過去の経験からは、何とかなると
思っていたのですが…
プロジェクトメンバーも私も疲弊気味。
時間だけでなくエネルギーもロスしています。
困り果てた私がふと思い出したのが、
私がコーチとして関わったあるチームでの出来事。
深い悩みを抱えたリーダーが、
それまで共有できなかった悩みをただただ
チームメンバーに聞いてもらったことで、
チームの雰囲気が変わった場面です。
「私もあのリーダーのように傾聴してほしい」
ふと、そう思いました。
エゴかもしれませんが、
いつも傾聴しているからたまにはいいでしょう。
早速、私は
プロジェクトメンバー以外も集まる
チームの会議で、この問題について、
解決策を提案するのではなく、
私が何に悩んでいるのか、
まずはただ深く聞いてほしいという
リクエストをしました。
Co-Active®コーチングの
研修を受けているメンバーが
多いのもありますが、さすがの傾聴力…
私自身の葛藤の正体が
少しずつ見えてきました。
結果として、問題の特定までには
至りませんでしたが、
いくつかの気付きがありました。
それよりも大きかったのは、
「ああ、私の長く深い葛藤を受け取ってもらえた…」
「プロジェクトメンバーと、課題を
共有する仲間であることが確認できた」
という感覚に到達したことです。
改めてこの問題に向き合う
エネルギーが湧いてきました。
いい気分になってその日は帰途につきました。
問題は何一つ解決していないのですが…
引き続き、その問題に向き合う日々。
そして1週間後、
より本質的な解決策が浮かびました。
少し勇気がいる一手です。
しかし、上手くいかなくても、
仲間が（気持ちの面でも実務面でも）
後押ししてくれるという感覚がありました。
その感覚があるからこそ生まれてきた
選択肢だとも思います。
その選択肢をとり、問題解決も前進しました。
メンバーの意識や発言も変わりました。
私自身も、一つ成長させてもらった
と感じています。
コーチングっていいですね（笑）
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