人はもともと多様である ~夫婦の対話からの気付き

対話する夫婦

こんにちは、ウエイクアップの
組織変容コーチの番野智行です。

「多様性」にどう向き合うのか。

企業をはじめとする組織の運営における
大事なテーマとして扱われる機会が
随分増えてきました。
ウエイクアップのメールマガジンでも頻出です。

また、私自身、コーチングに加えて、
社会的な活動の支援に長年取り組んでいますが、
ジェンダー、人種・国籍、障がいなど、
社会的弱者や少数者を
単に支援するのではなく、
社会としてどう包摂していくのかが
重要なテーマとなっています。

…とここまでは、よく聞く話ですが、
今日は私自身が
「人はもともと多様なんだな…」と
肚落ちしたパーソナルな話を書きたいと思います。

それは、数年前に夫婦で受けた
システムコーチング®です。

システムコーチングは、
複数人を対象としたコーチングで、
ウエイクアップでは通常
組織やチームを対象に提供していますが、
実は夫婦をはじめとするプライベートな
関係にも適用できるアプローチです。

*システムコーチング®は
CRR Global Japan合同会社の登録商標です。

具体的なテーマは控えますが、
夫婦の関係性のチューニングが
必要だとお互いに感じる状況があり、
コーチに依頼しました。

その中で紹介してもらったのが、
世界的な人間関係のカウンセラーである
ゲーリー・チャップマン氏の著書
『愛を伝える5つの方法』です。

感情的な愛を表現する言語は、
大きく以下の5つに定義することができ、
何を重視しているかが
人により異なるとのこと。

1)肯定的な言葉:
愛情、称賛、感謝を言葉で表現する。

2)サービス行為:
言葉よりも行動で愛情を示したり
受け止めたりする。

3)贈り物:
愛や好意の象徴として贈り物をする。

4)クオリティ・タイム:
中断や邪魔の入らない上質な時間で愛情を示す。

5)身体的なタッチ:
セックスや手を握るなど、身体的な
接触を通じて愛情を感じる。


では、私と妻はそれぞれ
何を重視しているのか?
書籍を購入し、
掲載されているテストに取り組みました。
書籍『愛を伝える5つの方法』

結果わかったのは、
私は「4)クオリティ・タイム」重視でした。
一方で妻は「2)サービス行為」重視でした。

いろいろ腑に落ちました…

例えば、私が、きっと妻も喜ぶと思って
「家族みんなで美味しいものでも食べに行こうよ」
と提案していたときに、妻は内心
「そんなことしている暇があったら家事を手伝ってよ」
と思っていた可能性があるということです。

切ない… いままで何だったんだ…

その後、私は
妻や家族を食事や旅行に誘うよりも、
私が家事を担当する頻度を増やしました。
(十分だとは言いません…)
同時に、
私が食事や旅行を楽しみにしていることも
妻は尊重してくれています。

結果、すれ違いは一定解消できた
と感じています。

しかし… 恐ろしい話です。
何も知らなければ
一致する確率は5分の1ですよ?
こんな大事なこと、習っていません。

夫婦関係で悩む友人の話をよく聞きますが、
そりゃ悩みますよね…
(昔の社会だと、多くの場合、女性に
我慢を強いていたのかもしれませんね)

さらに、近いことは改めて
職場でも起きているな、と思いました。
あえて5つの類型を当てはめると
例えば以下かもしれません。

1)肯定的な声掛けを大事にしている人
2)とにかくタスクを進めることを大事にしている人
3)出張や旅行に行ったらお土産を必ず買ってきてくれる人
4)チームでの懇親の機会を大事にしている人
5)ハグや握手してくる人

もちろん、仕事に関してはこれ以外にも
いろいろな切り口はあると思います。
ただ、自分と人は違う、
多様なんだということを妻との対話から
より深く理解することができたことで、
仕事上の人との関わりも変わりました。

自分のチームで対話することに
ハードルを感じている人は
まずは家族から
始めてみてもいいかもしれませんね。
(そちらの方がハードルが高いと
感じる人も多そうですが(笑))

=======================
一人ひとりの多様性を活かす組織をつくりたい
とお悩みの方、
ぜひウエイクアップの組織変容チームに
お問い合わせください。

ご関心のある方はぜひ弊社サイトの
お問い合わせフォームからお送りください。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA