あなたが苦手なことを教えてくれませんか

ウエイクアップ組織変容®コーチの木村史子です。

表題の質問は、私がある企業の
部長さんとの初回コーチングセッションで
いただいた質問です。
(ご本人の許可を得て
ここに書かせていただいています)

初回セッションでは、
クライアントさんとの関係性作りのために
お互いに深めの自己紹介をするのですが、
その際に
「木村さんの自己紹介をうかがっていると、
なんだかすごい人っていうのは伝わって
くるのですけど…、それだと、私…、
ちょっと気後れしちゃうので、木村さんの
苦手なことを教えてもらえませんか?」
と質問してくださったのです。

こんなふうに質問してくださること、
本当に素敵だなぁ、と
感心してしまいました。
「相手と何を分かち合うと、いい関係を
作ることができるのか」を
彼女は知っていて、さらにそれを相手に
リクエストすることができる方だったのです。

コーチング契約のスタート時、コーチは
クライアントとの関係性を意図的に創っていきます。

例えば私は、自分について

  • 価値観や大切にしていること
  • 得意なこと、苦手なこと
  • 仕事の目的意識や目指したい社会
  • 役割や権限(事務局やスポンサーとの役割分担)
  • ライフスタイルやワークスタイル
  • 家族構成やプライベートなこと
  • 私らしいコーチングスタイル
  • コーチ自身のキャリアヒストリー

などをお話しすることが多いです。

また、クライアントさんからは、
私がお話しする上記のこと以外にも

  • コーチングの目的とゴール
  • 達成基準や指標
  • どんな関わりを望むか
  • どんな関わりを望まないか

などを聞かせてもらうようにしています。

プロコーチが実施しているこれらの
「手っ取り早くお互いを深く知り合う知恵」は、
チームや組織の立ち上げの時や、
すでにあるチームに自分自身が途中から
合流する時にもとても有効です。

例えば、
「得意なこと、苦手なこと」を話す時には
こんなふうに…

「私は、チームの立ち上げや、人との
関係性を作ったり、心理的な距離を縮めたり
することはすごく得意なのですが、
何かを決断したり、終わりを決めて
完遂しきるようなことが苦手なところがあるので、
『遅いな』と思ったら
遠慮なくプッシュしてください。
それから、書類の作成がとても苦手で
後回しにしてしまう傾向があります。
特にお金関係のことを後回しにして
しまうことが多いので、
請求や見積もりなどについて、
抜けていることがあったらサポートや、
ツッコミなどぜひご協力をお願いしたいです。」

あなたはどんなことを分かち合うと、
相手やチームといい関係を築くことができますか?

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