「カオスを超えて、本質へ」がパーパスの
ウエイクアップの平田淳二です。
「TOEICで800点取りたいです。」
クライアントや部下が、
コーチングや1on1でこのような
テーマを話したら、あなたなら
どう関わりますか?
多くの人は、TOEIC800点取るための
相談をされたら、
「今は何点ですか?」
「現状はどんな英語の勉強をしていますか?」
とか、自分の体験から、
何をすればいいのか、どんな意識を
持つといいのかを伝えたり、
「TOEICは意味ない、英会話を
身につけたかったら、実践だよ。」
など、アドバイスをしたくなるのでは
ないでしょうか。
「コーチングがアドバイスではない」
ことは、このメルマガの読者の方は
おわかりだと思いますが、このテーマを
コーチングで関わるのは難しいと
思いませんか?
それでも、コーチング的な関わりを
するとして、最初の一言を
以下の四択だと、どれを選びますか?
(正解はありませんのでお気軽に)
1「なぜTOEIC800点が目標なのか」
2「英語が話せるようになったら、何をしたいのか」
3「TOEICでいい点を取りたいというのは、
あなたにとって、どんな意味があるのか?」
4「このセッションで、どうなるといいですか」
Co-Activeコーチング的には3が正解かも
しれませんが、最初から深い質問すぎて、
コーチング慣れしていない人には、
逆に本質から外れそうな答えが
でてきそうな感じがします。
2は逆にコーチが走りすぎて、テーマが
置き去りにされている感じがします。
もし、TOEIC800点が昇進の条件だった
場合だと、そのことを聞かずに
コーチングをしたら、かなりズレた
コーチングになりますよね。
4の質問も相手がコーチングセッションを
自分ごとにするためのいい質問ですが、
安易にこのような定型句を使ってしまうと、
その人の本質的なテーマにいくことがなく、
目標達成のみにとどまってしまうかも
しれません。
個人的には、アイスブレイク的に、
1の質問を聴くことにより、
このテーマにしたことへの思いや
状況を確認して、
本当のテーマはなんだろうと
好奇心を発揮していくと思います。
具体的には、TOEIC800点の思いを聴いて
その様子を反映したり、比喩で
関わったりして、フルフィルメントか、
バランスの指針を活用してコーチング
するでしょう。
(このあたりは上級コースで学びます)
しかし、Co-Activeコーチングで
難しいのは、TOEIC800点のような
具体的な目標を話しているのに、
その人自身の気持ちや思いなど、
人に焦点を向けていく関わりを
することです。
進め方によっては、TOEICの話をして
いるのに、なぜ自分の気持ちばかり
聞かれるのだろうと、クライアントが
コーチングに乗り切れなくなる可能性が
あります。
また、英語が得意なコーチだったら、
アドバイスをしたくなると思いますし、
クライアントからでてくる考えが、
明らかに英語力アップとは違う方法
だとしたら、結構きつくありませんか。
ここまで、コーチングの難しさを
つらつらと書いてきましたが、
どんな具体的な目標やテーマだとしても、
その根底には、その人の
価値観や人生の目的、視点や感情が
存在しています。
それが、CTIのCo-Activeコーチングの
指針になります。
具体的なテーマと、本質的なテーマの
両方を取り扱うのがCo-Active
コーチングです。
もし、TOEICで800点のような具体的な
目標がある人なら、なぜ自分はそこに
こだわるのかが見えてくるし、
漠然とお金持ちになりたいというテーマ
の人は、このテーマを持つ自分を深く
探求することにより、自分にとっての
必要な行動につながっていきます。
今より前に進めたい、変わりたい、
自分を深く探求したいと考えている人は、
コーチングを受けることをオススメします。
CTIのサイトが新しくなったので、
こちらからコーチを探してみてください。
また、具体的なテーマと、
本質的なテーマの両方を取り扱う
コーチングができるようになりたい方は、
コーチ・トレーニングプログラムを
オススメします。
基礎コース日程
オンライン 6月21日(金)〜6月23日(日)
対面(五反田) 7月5日(金)〜7月7日(日)
オンライン 7月16日(火)〜7月18日(木)
対面(五反田) 8月10日(土)〜8月12日(月祝)
P.S.
TOEIC800点目標は、上級コースの
トレーニングで、私がクライアント役の
ときによくテーマにしています。
(ファカルティのサマーさんは
上級コース中に苦労していました。笑)
最近のTOEICでいい点をとったので、
「TOEIC900点が目標です」をテーマに
変えようかと一人悩んでいます。