こんにちは。
ウエイクアップの組織変容コーチの
中村菜津子です。
「きょうどう」と検索すると以前は
「共同」「協同」ばかりでしたが、最近は
「協働」も当たり前に出てくるように
なった気がします。
「協働する」ってどういうことなのでしょうか。
そこにはどんな効果が期待できるのでしょうか。
当社が提供しているCo-Activeコーチングは
まさに協働、
コーチとクライアントの協働によって
自分に焦点を当てることで生まれる
意識の変化から行動変容を促すことを
目的としたコーチング手法です。
調べてみると、
「Co-active」「Co-labor」
「Co-production」などの英語が
「協働」と訳されるようで、ニュアンスは
少しずつ違うのだと思いますが、
デジタル大辞泉によると
「同じ目的のために、対等の立場で
協力して共に働くこと」とあります。
「対等の立場」とは
どう捉えたらいいのでしょうか。
いろいろな役職がある組織体で
それは可能なことなのでしょうか。
先日、クライアント先の社長が
「いったい何をしてくれたの?」と
嬉しそうに教えてくださいました。
毎年、翌年度の戦略方針は
上層部が決定したものを年明けに通達し、
それに沿って各部門で実行計画を立てる
という形をとっているそうなのですが、
今年はそれに対し、「この戦略は私たちの
担当していることの角度からみて、
こんなリスクがあると思うが、
本当に実行するのですか」と数名で
話を聞きにきてくれたのだそうです。
通達に対して、疑問を投げかけてくる
というのは初めてのことで、
経営視点の意見も出て、そこまで考えて
仕事をしてくれていたのかと
びっくりしたのだそうです。
これは「対等な立場」の一つの表れ
なのかもしれないと感じました。
社長は社長という立場(役割)で
戦略方針を考える。
部下もそれぞれの立場の専門家として
意見を言う。
一人ひとりが人間として上下がなく
皆対等であるということはもちろんですが、
社長だから偉い人、
先輩だから経験値があって偉い人
というのではなく、新入社員も
社歴が浅い人も、誰もがそれぞれ
違った立場でしか感じえないことを
持っていて大事な役割を果たしている
という感覚です。
只今別件で、
「私が何か提案してもきっとみんな
『また部長が新しいことはじめたよ、
また仕事が増えるなあ』ぐらいにしか
思ってないんですよ。どうしたら
そんな空気を変えられますかね。」
というご相談をいただいております。
部長の提案に対して、
この部分は賛成できないとか、
この考え方にはこんな視点が
抜けているからYesとは言えないとか、
そんな声が聞けたら、きっと
部長の案がそのまま通るよりも
ずっといいものが出来上がるはずです。
それは、まさに協働が始まる入り口
なのではないかと思うわけです。
さて、どうやって
こんな空気になるように
お手伝いしましょうか。
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