つながりの向こう側 〜ConnectionからBelonging〜

ウエイクアップの上田晶子(あっちゃん)です。

現在CTI JAPANでは、
DEI(Diversity ,Equity & Inclusion)の
取り組みを進めています。

人そのもの、そして人の中にある多様性に
焦点を当てるCo-Activeコーチとして
この取り組みはとても重要で、
私たちがこれらの観点について自覚的でいて、
好奇心を向け、探求し、
体現しようとするほどに、
私たちが創り出す学びと実践の場に
違いを創ってゆくだろと感じています。

CTIでは、さらにWholenessの観点を加えて、
これらの取り組みをEIDW
(Equity, Inclusion, Diversity & Wholeness)
と呼んでいます。

先日、4回に渡るトレーニングを
全ファカルティが終了しました。

これまで、
コーチングやリーダーシップにまつわる
トレーニングに参加する機会は
何度もありましたが、
今回のトレーニングでの経験は、
個人的にはとても新しい経験でした。

トレーニングは、まずは全員が、
“文化的な違いや共通点を
どのように理解して対応するか”
に関するアセスメントを
受けるところから始まりました。

アセスメントの指針として、異文化適応能力
(Intercultural competence)の段階が
“否定、二極化、最小化、受容”の
5段階で示されました。

個人的には、自分自身が認識している現在地
とアセスメントの結果に、
大きなギャップがありました。

結果を受け取った瞬間は、正直なところ、
自分がふんわりと想定していた結果と
大きく異なっていたので、
示された結果への抵抗、
違和感のようなものを感じました。

そして、私にとってのトレーニングの機会は、
「違い」についての
自分の意識とその対応に、
無意識のパターンがあることに
気がつくプロセスでもありました。

毎回、様々なケースが参加者や
トレーナーからシェアされる中で、
トレーナーが言った言葉が
とても印象に残っています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人は「共通点」を見つけることで、
Connection(つながり)を感じる。

一方で「違い」について
話せるスペースがあるとき、
人はBelonging(自分がこの場に属している、
受け入れられている)を感じる。

「違い」が話せるスペースがあることで、
人が居場所を見つけるスペースを創っている

たとえ違いがお互いにあったとしても、
きちんと聞かれること、
含まれていると本人が感じることが大事。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は、無意識のうちに「違い」ではなく、
「共通点」に意識を向け、取り出し、
光を当てることでコネクションを作ることを
たくさんやってきたのかもしれない。

そして、その瞬間に、
その場に存在している「違い」を排除し、
本来ある様々な声を大切に扱わないことを
たくさんやっていたのかもしれない。

そう思った時に、
ズキンと心の奥に痛みが走り、同時に、
そのことに今気づき始めている自分が、
新しい可能性の扉に手をかけたような
希望を感じました。

これからCTI JAPANでは、EIDWの文脈を
私たち自身が理解を深め、
探求し続けていきます。

多くの皆さんと、扉の先で出会い
創り出せる世界を楽しみにしています。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA