こんにちは。
ウエイクアップの
組織変容コーチの
中村菜津子です。
コミュニケーションを三つに分けて捉え、
自他尊重を目指すアサーションという
考え方があります。
- 周りに合わせることを優先し自分の思いや考えを伝えない非主張的(ノンアサーティブ)タイプ
- 相手の状況を考えず意見を押し通そうとする攻撃的(アグレッシブ)タイプ
- 自分も相手も大切にしながら、違いを受け止め刺激され、1人ではたどりつけない解を目指すアサーティブタイプ
35年前に日本にこのアサーションを
紹介された平木典子先生は、
これまで紹介されていなかった
第4のタイプ
非主張的攻撃的(パッシブアグレッシブ)
が最近とても増えてきているといいます。
アサーティブにノーが言えないため、
緊急事態や他者のせいなどといった
もっともらしい理由を並べて責任を取らない。
無力を装って協力しないなどです。
うわべは丁寧に見えるけれど実は尊大、
人を見下している
という慇懃無礼なタイプです。
そういう人が増えているとしたら
その背景には何があるのでしょうか。
お客様先でこんな声を聞くことが
よくあります。
改善提案をしたとしても
受け止めてもらえたためしがない。
ここはそういう組織だとあきらめている。
今さら意見を求められても
本気で聞いてもらえる気がしない。
当社も人員構成がV型、このままでは
技術伝承が危うい。
伝えておきたい「カン、コツ、ツボ」は
たくさんあるが子どもぐらいの
年齢差の中での指導は難しい。
すぐにパワハラだと言われるが、
そういう指導しかうけてこなかったので
どう伝えていいのかよくわからない。
どんどん給料は減っていくのだし、
それならもう黙って言われたことだけを
やっていこうと腹を決めている。
本社から定期異動でやってくる管理職は
いつも何か新しいことを始めようとする。
そしてこの管理職が異動すると頓挫し、
元の状態に戻る
というパターンを繰り返している。
管理職の功績のために余計な仕事を
する気はないので
みんなも最低限のことしかしない。
どのパターンもその人がもともと
そういう性格なのではなさそうで、
パッシブアグレッシブにさせてしまう
仕組みが組織の中にあるのかもしれません。
みなさんの組織はいかがでしょうか。
ではアサーティブな状態に変えていくには
どうしたらいいのでしょうか。
いろいろな方法があると思いますが、
私たちはまずは、一人一人に
お話しを伺うなどしながら目に見えない
組織の状況を明らかにするところから
始めていきます。
変化のレバレッジポイント
(働きかけるポイント)は
この混沌とした組織の中にある
と思うからです。
組織内に「パッシブアグレッシブ」な
感覚があると感じる方、弊社の
組織変容チームにご相談ください。
一緒によりよい組織への道を
探究していきましょう。
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