いつも何度でも

ウエイクアップの上田晶子(あっちゃん)です。

この春、長男が小学校に入学しました。

夏休みを彼がどんなふうに過ごせると
いいかな?と考えた時、
この春から英語のアフタースクールに
通い始めた彼が、
英語でコミュニケーションしながら
普段とはまた違う様々な人と
交わりあう機会があるといいのでは
と思い、アメリカンスクールが主催する
サマーキャンプへの参加を思いつきました。

知人から、毎年とても人気があるから
申し込みが殺到するよ、と
聞いていたので、エントリーの初日、
エントリー開始時刻と同時に
申し込みリンクをクリック。

諸々の入力を進めていくと
「グループ分け」についての希望を
入力する欄がありました。

4つの選択肢を眺めながら、
一瞬自分の中で迷いの気持ちが
起こったことに気づきつつ、
早くエントリーを済ませないと、
と少し焦りながら、

「英語の学習歴が同じくらいの
参加者とのグループを希望する」

にチェックを入れました。

最後にエントリーボタンを押した後、
モヤモヤした気持ちがあることに気がつきました。

なんだろう?と意識を向けてみて、
自分の中にこんな声があったことに気がつきました。

・英語の初学者の彼が、英語力に長けた
 メンバーと一緒になった時に、
 コミュニケーションを躊躇
 するんじゃないか?
・周囲と比較して、彼が劣等感を
 持たないだろうか?
・わざわざ居心地の悪い経験をするより
 同じレベルのメンバーと過ごすのが
 いいのでは?

「私は彼を小さく見ている」

その見方が私の選択に如実に影響を与えている。

そのことに気づき、愕然としました。
自分に対してがっかりする気持ちや、
憤りにも近い感覚も湧いてきました。

そして、

「私は彼を、どんな存在として見ていたいのか?」

と自分に問い、
主催者に以下のメールを送りました。

―「英語の学習歴が同じくらいの参加者との
グループを希望する」にチェックをつけましたが、
改めて「おまかせにする」に訂正をさせてください。
英語の学習歴がそれぞれで違いのあるメンバー同士で
交わることもまた、本人にとって新しい刺激や
経験になるのではと思います。―

メールを送った後に、エントリーボタンを
押した後の感覚とは全く違い、
自分の芯から力が湧いてくる感覚が
あることに気がつきました。

コーアクティブ・コーチングには、
「4つの礎」と呼んでいる土台があります。

4つの礎とは、
“人をどんな存在としてみるか”の
人間観、前提、スタンスを
言葉にしたものです。

4つの礎の一つである、

『人はもともと創造力と才知にあふれ、
 欠けるところのない存在である』
(People are Naturally Creative,
 Resourceful, and Whole)

この礎は、私なりによりシンプルな言葉にすると、

「相手をどこまでも大きな存在として見る」

ことを自らが選択する、ということです。

相手を、どれくらいの大きさの人として見るのか。
自分を、どれくらいの大きさの人として見るのか。

その選択が、行動の選択に影響を与えます。
行動の選択が、もたらされる経験に影響を与えます。
経験が、人の変化や成長に影響を与えます。

コーアクティブ・コーチングを
学び深め実践し続けることは、
自分の選択の源に気がつくこと、
そして、いつも何度でも、自分と相手が
力が湧いてくる場所を選び直し続ける
ジャーニーでもあります。

今日、あなたは、相手を、自分を、
どんな存在として見ることを選びますか?

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