身体知のススメ

ウエイクアップ/CTI JAPANの
青木聡美(いろり)です。

普段は「Co-Activeコーチング」や
「Co-Activeリーダーシップ」の
プログラムのトレーナーをしています。

今日はウエイクアップ社内の
身体知プロジェクトメンバーの帽子を
かぶってお話しします。

* * *

先日、舞踏家の田中泯さんが踊る
「TIME」という舞台を観てきました。
というより感じてきました。

ご存知の方も多いと思いますが、
田中泯さんは映画「Perfect Days」でも
木の精のように
場と踊っていました。

彼のエッセイ集「ミニシミテ」の帯には
『己のカラダで見つけた道がある』
とあり、体感したものだけを
信じて生きる姿が描かれています。

* * *

さて、この度、身体知プロジェクトの
研究成果をNote記事にまとめました。

noteの記事を読む

一旦まとめることで、
今後ワークショップなど、様々な形で
さらに分かりやすく、
あるいは実践しやすい形に
ブラッシュアップしていく
いわばたたき台です。

* * *

ここでは、身体知性を活用する
ひとつの例として、
ウエイクアップという組織の
「パーパス」が出来上がる際の
プロセスをご紹介します。

まず組織を、
異なる個性と「パーパス」を
持った個人が集い、
共に力を合わせる場所と位置づけると、
組織の「パーパス」はさしずめ
共に力を合わせる際のコンパスと
捉えることができます。

通常、組織の「パーパス」は、
上位下達で決められます。

上位下達で決められた場合、
「パーパス」を自分ごとにするところが
チャレンジになってきます。

自分ごとになった組織のコンパスを
握れたら、日常の判断基準としても
活用できて、生み出される成果も
異なるはずです。

* * *

では、身体知性を活かすとは
どのようなイメージなのでしょう?

Note記事の文中にある、
『身体感覚の感知 ➡
 身体表現による表出➡
 言語による定着化 』
のステップを踏んだと言えます。

具体的には:

50人を超えるメンバーが
全員のコンパスとなる
「パーパス」の言葉
を見つけるために、
何度かオンラインや対面で
ミーティングをしました。

その際に、以下の1−3を
何度となく繰り返しました。

1)「パーパス」の候補の
キーワードを見たり、
声に出して読むことで、
身体感覚で感じるものを認識します。
(身体感覚の感知)

2)感じたものを、
「パーパス」として握る
と思った時に、
自分の内側から自然に湧いてくる
感情や感覚を認識します。
(身体表現による表出)

3)そこで認識した感情や感覚を
あえて言葉で表現します。
(言語による定着化)

この1−3を繰り返すことで生まれたのが、
ウエイクアップの「パーパス」
「カオスを超えて、本質へ」です。

このプロセスを通して
徐々に「パーパス」が
自分ごとになっていきました。

今思えば、
この「パーパス」を既に
握っていたのかもしれません。

「Co-Activeコーチング」、
「Co-Activeリーダーシップ」の
コースやプログラムでは、
体験を通して本質的な変化を実感し、
自分の人生を表現する新しい言葉を
手に入れます。

「Co-Active」のベースには
身体知性の活用は欠かせないのです。

* * *

田中泯さんのように
感覚を研ぎ澄ませて、
身体知を活用して生きることを
実践している人と共にいるだけで、
自分自身の身体知も自ずと開かれます。

「Co-Active」を体験した人たちに
共通する感覚のようなものも
身体知の成せる技と思えてきます。

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