サッカー日本代表キャプテンの活躍

平田淳二です。

イングランドのプレミアリーグで
遠藤航選手が大活躍しています。

私も深夜や早朝に、ほぼ毎試合
観戦していて、いつも興奮しています。

普段からサッカーを見ていない人は
日本代表キャプテンの遠藤選手のことを
知らない人が多いのではないかと思います。
おそらく、日本代表で遠藤と言えば、
日本代表で最多キャプの遠藤保仁さんを
思い出される人が多いのでは
ないでしょうか。

遠藤航選手は昨年まで
ドイツのシュツットガルトで
キャプテンとしてプレーをしていて、
今期からイングランドの名門
リバプールに移籍しました。

当時リバプールは、アンカーと呼ばれる
ポジションの選手を探していました。

そこで、目をつけたのが
三笘選手と同じチームの
22歳のカイセド選手でした。しかし、
カイセド選手はリバプールとの契約直前で
他のチームと、英国史上最高の移籍金
1億1500万ポンド(212億円)で
契約してしまいました。

そのため、急遽リバプールに移籍が
決まったのが30歳の遠藤選手でした。
その移籍金は、格安の1900万ユーロ
(30億円)です。

リバプールのサポーターは、
若手ではなく、しかも
ドイツの下位チームの日本人の獲得に
不満をつのらせていました。
ほとんどのサポーターが遠藤選手のことを
知らなかったのです。

「遠藤?誰?」

「30歳の選手をとるのか!!」

のような声が多数あがっていたそうです。

そして、シーズンが始まってからも
遠藤選手は新しい国への適応に苦労して、
出場試合数も多くありませんでした。

しかし、チームに怪我人が増え、
遠藤選手が試合にでる機会が
増えてきたのです。

そして、試合に出ながら
英国のプレミアリーグに慣れてきて、
またプレーも進化していきました。

その後、遠藤選手は大活躍し、
カラバオカップ優勝、
プレミアリーグは現時点で2位、
FAカップやUEFAヨーロッパリーグでも
勝ち残っていて、
4冠も夢ではありません。
(2024年3月16日現在)

また、遠藤選手が先発した試合は、未だ
負けていません。

最近は、サポーターも掌返しで、
遠藤選手を獲得できたことを
大喜びしています。

さて、ここまで長々と遠藤選手のことを
書いてきたのは、リーダーシップの体現者
を紹介したかったからです。

遠藤選手のポジションはアンカーとか
6番と言われています。
ディフェンダーの一つ前のポジションであり、
チーム全体のバランスを調整し、
中盤を担う重要なポジションです。

私が試合を見ていて感じることは、
遠藤選手がいることで、他の選手が動きやすく、
本来の実力を発揮していることです。

例えば、
アルゼンチン代表のマクアリスター選手は、
遠藤選手がいることで、
守備の負担が軽減して、積極的に
攻撃に参加できるようになり、
より評価されるようになりました。

また、遠藤選手の素晴らしい点の1つは、
失敗を修正する能力です。
当初はポジショニングが
うまくいってなかったことが多かった
のですが、試合を経験するに連れ、
最適なポジショニングができるように
なっていきました。

前節の試合では、ワールドクラスの選手の
デ・ブライネ選手を完璧に抑え込みました。

私はリーダーシップの本質は、
ビジョンを創り皆を引っ張っていくような
ものだけではないと考えています。

もちろん、その要素も重要ですが、
メンバーが本来の力を発揮できるように
関わることや失敗を修正する能力が、
リーダーシップの重要な要素であると
思っています。

そして、このリーダーシップの
体現者の1人が遠藤航選手ではないか
と思います。

みなさん、ぜひリバプールの試合を
見てください。
新しいリーダーシップの観点で、
遠藤選手のプレーを見ると、
いろいろな発見があると思います。

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