薄目を開けて

ウエイクアップの山田希です。

花粉症の私はなるべく引きこもって
いたい今日この頃ですが、
必要に応じてやはり出社せざるを得ず、
通勤時にはマスク必須、
本来は目を閉じたいくらいですが
さすがにできず、
薄目を開けた状態で外に出ます。
この時期の私は、かなり目つきが悪いです。

さて、通勤と言えば、
面白いもので、昔はあまり疑問なく、
自宅から勤務地であるオフィスに出社し
また自宅に帰る、この往復が通勤である
として、それに対しての交通費を
払っていました。
そしてこの時間は勤務時間外
という扱いでした。

ウエイクアップでは2020年以降、
主たるワークスタイルを
在宅勤務に切り替えました。

在宅勤務に切り替えた際、
コロナ下ということもあって
混雑時間帯を避けての出社を許可する、
としたところ、朝少し自宅で仕事をし、
途中出社して必要な業務を行った後、
再び自宅に帰って続きをする、といった
ワークスタイルを取る人が出てきました。

さて、このとき
勤務時間の途中に移動するわけですが、
これは勤務時間に当たるのか?
そしてこの費用は通勤費か、それとも
旅費交通費に当たるのか?
という問題が生じました。

調べてみたところ、勤務時間中の移動は
勤務時間だからカウントする
という事例が多々見つかりました。
一方で、感覚としては納得がいきません。
なぜ勤務時間の前後に移動する場合は
勤務時間に当たらず、
まったく同じ移動でも勤務時間内に
なったら勤務時間になるのか?

たぶん現在の制度は、朝出勤し、
まとまった時間働いてから夕方退勤する
という形態を想定して作られている
のではないか。
したがってこのように
移動を挟みながら働くということが
想定されていないのではないか。

そのように考えた私たちは、
運用上シンプルにするため、
すべての通勤行為は同じ扱いをする、
というところに落ち着きました。
しかしこれも従来の方法を変えて
実践してみなければ分かりませんでした。

春は人事異動やら組織変更やら、
何かと変化の季節です。
しかし変化というものはまさに
これまで当たり前で疑問に思って
いなかったことに気づかせてくれる
ものでもあります。

時としてパンドラの箱を開けるがごとく
見なければよかったというものも
併せて出てきてしまったりしますが、
それもまた何かのサイン。
目を閉じたところで、結局のところ
反応は起こり始めます。

花粉症と同じく、
何かが反応して出るものは、
時として出すしかない
のです。

さてこの春は、どんな変化が
待っているでしょうか。
薄目を開け、
ふわっと辺りを見渡す3月です。

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