ロックなんて聴かない

ウエイクアップの山田希です。
夏真っ盛りからグラデーションなしに、
いきなり秋に突入した感もありますが、
秋の始まりの物悲しさに合わせて、
ここ最近のヘビロテはあいみょんの
「君はロックを聴かない」です。

さて、
インボイス制度が始まってしまいました。

弊社でも2年前くらいから検討を始め、
関係者で勉強会をやり、
準備はしてきました。

しかし直前になって様々な変更などもあり、
いったい何をどこまでキャッチアップ
したらよいのか混乱し、最後には
「結果どうなるかは、もう
始まってみないと分からない」という
心境に至っています。

制度を変えるというのは大変なもので、
弊社のような小さな会社でさえ
制度を変えたときには
多大な労力と時間を要しました。
だからこそ一度作ったら末永く
運用されてほしいと思うものです。

もう一度あのプロセスをやるのは
大変だという気持ちもありますが、
ある程度時間が経過しないと、
制度策定時に意図していた効果が
見えてこないということもあります。

制度というのは
紙に書いただけでは動かず、それを
運用していくためには会議体や
テンプレートにフォーマット、業務フロー
など様々なものが組み合わさっており、
変えるといっても一筋縄にはいきません。
変更によって
マイナスの影響を受ける人がいるなら
尚更です。

とはいえ使い勝手が悪ければ
それも不便だし、何より実効性が
薄れてしまうことにもなります。
どのような制度かにもよりますが、
世の中の移り変わりが早くなるにつれ、
制度が持つ賞味期限みたいなものが
短くなってきているのかもしれません。

万人を満足させることができないにしろ、
変化に適応して、その時々に応じて
最適な仕組みも必要です。

ともあれ始まったインボイス制度。
中身がどうこうは置いておいて、少しでも
制度作りに関わったことがある身としては、
これだけの制度を作って動かすのは
きっと想像できないくらい大変だった
だろうなぁと思いを馳せています。

制度の向こう側にいる人はロックなんか
聴いちゃいないかもしれませんが、
寄り添ってあげたい気にもなるこの頃です。

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