AIと能力開発

ウエイクアップの山田希です。

先日、社内でChatGPTの勉強会が開かれ、
ついに私もChatGPTデビューしました。
メルマガ執筆もやってくれるらしい
と聞き、見様見真似でやってみたところ、
素晴らしい原稿があっという間に…!!

……と書きたいところですが、残念ながら
私に書きたいことがなさすぎて、
さすがに何も出てこず。丸投げには
ChatGPTさんもお手上げのようです。
創造性向上には、もうちょっと別の
工夫が必要そうです。

しかし技術の進歩はすごいもので、
思い返せば10年前は英語での
ミーティング録画ファイルを渡され、
日本語スクリプトがほしいと
頼まれたときには、全部聞いて
内容を文字起こしし、
それをさらに翻訳していました。

今や録画には字幕やスクリプトが
既に付いており、ついていなくとも
文字起こしのアプリに入れ、次いで
翻訳のアプリに入れれば即座に大体の
内容が分かります。

ここにChatGPTのような
生成AIアプリまで使えば、
要約まで作ってくれる
ということになるわけです。

仮に1時間分の録画だったとして、
見るのに1時間、書き起こしとなると
早くても3-4時間、下手したら半日くらい
かかっていたのではないかと思います。

それが字幕スクリプト付きの録画
であれば、要約作成まで早ければ
10分もかからないかもしれません。
10年で60分の1という、
凄まじい生産性向上です。

AIで人間の仕事が置き換わっていく
と言われてから
すでに数年が経っていますが、
肌身でそのすごさを感じたのは
やはり今年になってからです。

このままいけば、数年後には
ミーティングに出て
お互いに母国語を話しながらも、
シームレスに会話が成り立つような
未来が来るのかもしれません。

となれば
身に付けた英語能力への投資さえ
2~30年で更地に返ってしまう
ということになります。

分野にもよりますが、生きている間に
陳腐化すると分かっていながら、
今のところ有用そうな技術やスキルを
果てなく学び続けていくのか、それとも
生涯にわたって通底して使える能力
というものがあり、
それを涵養していくべきなのか。

つまるところ人間の能力は、
どのように使われていき、
発展していき、そして開発されて
いくべきものなのでしょうか。

人事の一端に携わる者として、
興味がつきません。
はて、その答えさえ、ChatGPTに
尋ねてみたくなる今年の秋です。

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