誰を味方につけるか?

ウエイクアップの松本由美です。
CTIファカルティとして、コーチング、
リーダーシップのプログラムを担当しています。

この原稿を書いている今日は、
夏の高校野球、決勝戦の日。

自分の同級生が甲子園であんなに
一生懸命に野球に打ち込んでいる、
そんな何十年も前に始まり、
今や自分の子どもだったら末っ子かな、
くらいの若人が勝っては歓び、
負けては悔し涙を流す姿に、
思わず一緒に涙してしまうのは、
今も変わらずです。

グラウンドで戦う選手だけでなく、
ベンチ内外や選手の家族、審判団、
大会関係者など
試合に向けて多くの人が尽力する姿にも
感銘を受けます。

さらには、
果たしたい夢に向かって何十年と
これまでの歴史を作ってきた
先人たちの思いは、現役選手に
大きな応援のエネルギーとなって
届いているに違いありません。

話は少し変わりますが、
8月のお盆の時期は、いつもより
ご先祖様を身近に思う時でした。
命が脈々とつながってきた中で、
受け継いできているものは
体だけではないことが
高校野球を見ながらも、
とても腑に落ちた気がします。

先人たちが成し得たもの、
成し得なかったもの、
その時その場所で創り出そうとしたものが
きっとあります。
そしてその思いや願いは何らかの形で
後に続く私たちに
引き継がれていることでしょう。

コーチングやリーダーシップのプログラムでは、
「人生の目的」を明確にし、
自分のド真ん中にそれを据えて日々過ごす
ことの大切さを学びます。
「人生の目的」に過去から引き継ぎ、
託されてきたものが入っているのなら、
それは自分だけのものではないのかもしれません。

だとしたら、自分が何者か、
自分らしさが何かに迷う時、
何を目的として力を使おうとするのか考える時、
大応援団であるご先祖様の智慧を
借りるのもありかもしれません。

私にとって祖父は貴重な応援者の一人です。
死期の迫る中、
祖父が震える手を差し出しながら
「ありがとう」と言った瞬間が
忘れられません。

記憶にある祖父との思い出の数々は
感謝の気持ちやあらゆることに価値を
見出す力をリマインドしてくれます。

co-activeには一人でやらないという
大原則があります。
人との関係性において、
自分だけで頑張らないという意味です。

10代前まで遡るとご先祖様は
総勢2,000人を超えるそうです。
あなたは
どんな先人を自分の味方につけますか?

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