私たちの課題は困難系か?複雑系か?

ウエイクアップ組織変容®コーチの
木村史子です。

先日、あるメーカーのトップの方から
組織の課題をお伺いした際、
「どうすればいいんですか?
(解決方法を教えてください)」と
質問をいただきました。
いつも、本当に困ってしまう質問です。

私たち組織変容®コーチは、しばしば
「組織内の文化・風土醸成」や、
「チーム内の信頼感醸成」
「高い生産性を上げていくための関係性強化」
といったテーマで「専門家」として
オーダーをいただきます。

一方で、デイビット・スノードン氏による
「カネヴィン・フレームワーク」に
当てはめてみると、これらの課題は、
「専門家」が「解決」するような類の
ものではないということは明らかです。

実際のカネヴィン・フレームワークでは、
もう少し細かい課題の分類がされますが、
ここでは一旦「困難系の課題」と
「複雑系の課題」として、
その分類に触れておきます。

困難系の課題とは:

「何が分からないのかがわかっている」課題です。
「専門家」が専門知識で「解決」することができます。
つまり、既知の情報から論理的に原因を
究明すれば、その原因が見つかり、
追究すると真の問題が見つかり、
解決することができます。

「機械」的な課題、例えば、
空飛ぶ自動車の作り方、
がん細胞を死滅させるロボットの作り方
などがこれにあたります。

複雑系の課題とは:

「何が分からないのかがわからない」課題です。
因果関係では明確ではないうえ、
専門家が分析することで明らかにする
こともできません。
いわゆる「やってみないとわからない」
課題がこれにあたります。

「生き物」としての課題、例えば前述の
「組織内の文化・風土醸成」や、
「チーム内の信頼感醸成」
「高い生産性を上げていくための関係性強化」
などはこれにあたります。

まさに、複雑系の課題に取り組むための
「専門家」としてオーダーを受ける私たち
組織変容®コーチなのですが、
上記の分類に照らしてみると、
複雑系の課題に対して
専門家に「解決方法」を問うことの矛盾が
お分かりいただけるのではないかと思います。

一方で、前述のメーカートップの方は、
モノづくりの専門家です。
常に「困難系」の課題に取り組み続けて
ビジネスを進めていらっしゃるのですから、
「複雑系」の課題も
「困難系」の課題同様に取り組もうと
していらっしゃるのだと思います。

カネヴィン・フレームワークによると、
複雑系の課題は、
原因と結果が明確ではないため、
さまざまな要素が互いに複雑に影響
し合っていることを理解しながら
応対する必要があります。
そして関係者が知恵を出し合い、
未来創造を志向しながらの課題解決が
必要になります。

ここで必要なのが
知恵を出し合い、
共に未来を創造していく「対話」です。

私たち組織変容®コーチは、組織や
チームの状況を単純な因果関係ではなく、
複雑な状態を複雑なまま捉えるための
サポートをします。

そして、みなさん自身が知恵を出し合い、
未来を創っていく
「対話」の専門家として
その場をサポートすることで、
課題解決に近づくお手伝いをします。

組織について、
複雑系のお悩みがありましたら、
お気軽に弊社の組織変容®コーチに
ご相談ください。

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