ウエイクアップの長谷川由香です。
CTIジャパンにて
コーアクティブ・コーチングをお伝えする
ファカルティとして活動しています。
その中で戴くご質問の一つに
「コーアクティブ・コーチングに出会って
どんな変化がありますか?」
というものがあります。
私に起きた本質的変化は数多くありますが
その中でも
人生に大きな影響を与えているのは
『本当にやりたい事を口にし、実際に行動する』
なんてシンプル! と思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
ですがこれが本当に難しかったのです。
私は本来優等生気質。
親や社会の空気を微細に感じ取り
『こういう風に立ち振る舞うとみんな喜ぶ』
ということを
上手にやってのける天才でした(笑)
記憶のある範囲では
両親に厳しく咎められたり
心配をかけたこともありません。
そんな私がコーアクティブ・コーチングに
出会った頃、マイコーチに
「由香さんが本当に願っていることは何?」
という質問をよく貰いました。
私はその度に「わからない」と
半ば苛ついていました。
やりたいことがないわけではない。
でもそれが
『本当に心からやりたいことか』
というとそれは少し違う。
じゃ、本当に願っていることや
やりたいことは何か?
散々コーチと探求した末に
私の中に浮かんだのは
『なんでもいいから、私がやりたいと
思った瞬間から動き出す』
という事でした。
これもまた「え、そんなこと?」
という感じかもしれませんが、
これができていたらきっと
この道には来ていなかったと思います。
準備は?
誰かに迷惑かけないか?
これは独りよがりじゃないか?
『やりたいままに動く』を止める声は
いくらでもあります。
そんな時に力をくれた
コーアクティブの言葉は
『許可(Self Accept)』
言い方を変えると『自己受容』です。
私たちは誰かに「OK」を
出してもらった方がずっと楽。
自分で自分に「いいよ」ということに
私たちは不慣れです。
でも、今こうして
12年間コーチをやってきて思うのは
『自分自身への許可から人生は動き始める』
ということ。
例えば私は
プロコーチとしての活動と並行して
大学生にコーチング的対話をお伝えしたり
日本各地の地域リーダーやそこに
根差して生きる経営者の方と協業する
プロジェクトをしていますが、
これらはいずれも『未経験』です。
もし経験がないことを理由に私が私に
許可を出さなければ、
何の行動も始められず、
もちろん沢山の大学生やリーダーの
皆さんにも出会うことができません。
この取り組みをスタートした2年前に
私がやったこと。それは
「私はやっぱりこういう事をしたい」
という自分の気持ちに向き合ったこと。
そしてそれを沢山の仲間に
そのまま伝えたことです。
「できないかもしれない、でもやりたい」
その一言をきっかけに多くの方が
「一緒にやろうよ」と声をかけてくださり、
今では毎月大学や日本各地の自治体にて
ワークショップを開催しています。
本当の意味で私たちに『許可』を出せる
最後の存在は自分です。
自分に許可を出していない人が、
誰かに許可を出せるでしょうか。
私は多くの方をサポートするコーチとして、
そして
コーチを育てる一人のリーダーとして
自ら自分に許可を出すことのインパクトを
体現していこうと決めています。
許可を出せば、必ず始まる。
嘘のような本当の話です。
あなたは自分にどんな『許可』を出しますか?