ウエイクアップの山田希です。
わが社では昨年度から毎年1回、
ハラスメント・セルフチェックリスト
と題して、当社で働くメンバー全員に
チェックリストに答えてもらっています。
先日、プロジェクトメンバーで、
今年のチェックリストに入れる質問を
考えていたのですが、その中に
入れるかどうか悩んだ項目として、
「懇親会や飲み会で芸を強要した
ことがある - はい又はいいえ」
という問いがありました。
昭和の気風が色濃く残る時代ならともかく、
令和の今にもなって
これを質問に入れるのか?と。
わたしも若かりし頃に一度、何かしら
芸が要求されるらしいという噂の
飲み会に誘われた際、
かなりストレスを感じました。
しかし雰囲気的に断れないと感じ、
なんとかせねばとマイケル・ジャクソンの
ムーンウォークを練習したことがあります
(なぜこれを選んだのかはいまだに
思い出せません)。
剣道を一時期やっていた私。
摺り足のようなものであろうと
無謀な見当をつけ、挑みました。
が、おそらくは体幹と筋肉と、そして
ダンスをこなすだけのセンスが
鍛えられてなかったのでしょう。
鏡で見るまでもなく、千鳥足の酔っ払いが
なぜか後ろに引っ張られて前に進めない、
というような形にしかならず、
焦りを覚えるばかり。
しかし理由は忘れましたが
当該飲み会は立ち消えとなり、
芸のない私もほっと息をつき、そして
二度とムーンウォークを披露することも
ありませんでした。
何がハラスメントになるか、というのは
なかなかに難しい問題で、
明らかにそれは問題である
というケースももちろんありますが、
判断がつきにくいケースも多い
というのが実感です。
周りからみたらひやひやするような
やり取りをしているのに、本人たちは
まったく気にしていない、
ということもある一方で、中には
未病のように、このままいくと
大変なことになる、というものも
あるかもしれません。
わが社のセルフチェックリストは
ハラスメント(らしき)行動・発言を
したことがあるかどうかのチェックリスト
で、「はい」と答えたからといって
告発するようなことはこの取り組みでは
行いませんが、自分の行動を
振り返ってもらう機会になればと思って
実施しています。
願わくば未病のうちに
大事になるのを防げたら。
そんな思いで
ハラスメント・セルフチェックリストを
行っています。
追記:プロジェクトチームでは
少し悩んだあげく、結局冒頭の問いも
入れることにしました。