中間管理職を「孤独」にさせない

こんにちは
ウエイクアップ組織変容コーチの
中村菜津子です。

私はウェイクアップでの活動と平行して、
公認心理師として組織の
メンタルヘルスマネジメントにも
関わっておりますが、本日は
日々面談をしていて主に製造業の
現場で感じている中間管理職の
悩みの変化とお勧めの取り組み
について書きます。

昔から中間管理職の皆さんにはたくさんの
悩みがあり、その影響から
メンタル不調になる方が後を立たない
のですが、昨今はその層を担うはずの
人材不足からくる悩みも加わりました。

・自分は管理職の器ではないとわかって
いながら人がおらず仕方なくなったが、
やはり仕事が難しくうつになってしまった。

・ハラスメントの問題が絡み50代から
20代への技術伝承が思うようにいかない。

・離職率が下がらず、技術力があがらない
ので現場はどんどん忙しくなる。

・現場は20代と50代ばかりで一体感が
作り出せない。

最近はこれに加えて「孤独」という
言葉が増えてきました。
これまで「孤独」はトップ層のテーマ
として出てくることが多かった言葉です。

・同期が元々いなかったり、やめて
しまっていて気楽に相談できる人がいない。

・転職してきたが同じ立場の人がおらず、
一人敵陣で戦っているような気持ち
である。またここに必要な技術力が
ない自分が役職定年になった時の居場所
がないと思う。

・コロナで飲みに行く習慣もなくなり、
ますます孤独を感じている。

こういった課題を一人で抱え込み、
やがてメンタル不調に陥って
出社できなくなってしまうのです。

それならば飲み会を再開すれば
いいのではないかという人もいますが、
そもそも飲み会にも課題はいろいろありました。
それよりも今は飲み会に求めた
組織に必要な関係性づくりを違う形で
実現することが大切だと感じています。

私はメンタルヘルスのラインケアによる
職場環境改善の取り組みの中に組織内
また中間管理職層同士の対話の時間を
設ける
ことを推奨しています。

みんなで今ある悩みについて話してみる、
組織や会社の将来を語ってみる、
それぞれの立場から見えていることを
共有するなど。
それにより視野が広がり、たくさんの
アイデアが生まれます。

また課員に当事者意識が生まれたり、
中間管理職同士が持っていた
共通の悩みがわかり、孤独感を払拭する
きっかけになります。
それは中間管理職の健康だけでなく、
組織が健康に変容していきます。

またこういった対話を成功させるポイント
としてファシリテーターは
組織外など利害関係のない人が担当する
ことがお勧めです。

ウエイクアップでは組織変容の話し合いの
支援も行っています。
ちょっと話を聞いてみたいという方は、
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