ウエイクアップの長沢修(ted)です。
主に、法人営業やマーケティングを担当しています。
仕事や役割柄、社内メンバーや
お客さまとの対話の接点が多いのですが、
ある時、社内メンバーからこんな
フィードバックをもらいました。
「tedって、いつも褒めてくださるので、
とてもモチベーションが上がります!」と。
この言葉を聞いた時、ふと感じたのです。
「もしかして、しっかりした根拠を
認識せず、無意識に褒める言動を
取ってしまっていないか……」と。
褒めて伸ばすことは決してネガティブな
印象は持たれないと思いますが、
やはり、キチンと言動を観察し、
感情ではなく事実に基づいた上での
メッセージであることが求められるよなー
と感じています。
そんな時、あるメルマガの記事を見つけて
「これだ!」と引き込まれました。
その記事とは、「ホッピーミーナ」という
愛称で親しまれている
ホッピービバレッジ株式会社
代表取締役社長の石渡美奈さんのものでした。
(メルマガ本文より一部引用させていただくと)
「基本的に私は『社員を褒めない』と社内外で公言しています。
なぜなら、社長である私が褒めると、そこで社員の成長が止まってしまうと考えているからです。
もちろん『ねぎらう(労う)』ことはしますよ。
仕事で成果が出た時は『良かったね』ではなく、『更に良くする為にはどうすればよいか』を伝えることを大切にしています。」
なるほど……。
本来、ボクが実践したかったことは、
「褒めることではなく、ねぎらう(労う)こと」
だったのです。
その後、「ねぎらう(労う)」をWebで
あれこれ調べてみると、ますます納得感が深まりました。
(以下Webからの引用として)
1:相手のどの部分に声を掛けるのか
- 褒める時は、「相手の行動」に声を掛ける。
- ねぎらう時は、「相手の存在や、行動の背景(経験や思いなど)」に声を掛けること。
2:自分の立場からか、相手の立場からか
- 褒める時は、「自分の枠組みから」声を掛ける試みであること。
- ねぎらう時は、「相手の行動の背景や相手の存在そのものを認め、主に相手の感情を察し労わる」(解きほぐすし、時に力づける)こと。
3:目線は上からか、同じか
- 褒める時は、「少し上から目線」が入っている。
- ねぎらいは、「同じ目線」での声掛けである。
……なので、改めて思うことは、
「褒めるというコミュニケーション」と、
「ねぎらうというコミュニケーション」の
双方を意図的に上手く使い分ける必要が
あるということですね。
読者の皆さんも、日々同僚や部下と
向き合う時やプライベートにおいても、
「褒める」と「ねぎらう(労う)を上手く
使い分けてみてはいかがでしょうか。
きっとコミュニケーションの品質から
双方の関係性の向上に寄与すると思います。