ウエイクアップの前川督之(たぁぼー)です。
企業に所属して
組織開発やコーチングを実践しながら、
CTIコーチングコースのリーダーとして
活動しています。
さて私は、松下幸之助さんの著書
『道をひらく』の中の次の一節が
とても好きで、大切にしています。
志を立てよう。本気になって、
真剣に志を立てよう。
(中略) 志を立てれば、事はもはや
半ばは達せられたといってよい。
志を立てるのに、老いも若きもない。
そして志あるところ、老いも若きも
道は必ずひらけるのである。
ただ、普段仕事において
ビジョンを作ったり計画を立案していますが、
「事が半ば達成できたと思えるような志」
とは一線を画している気がします。
ここでの「志」にはどのような特徴が
あるのでしょうか?
この「志を立てた」ときに
以下の3要素が整った状態になっていると
私は考えています。
1)心の底から欲している
(是が非でもやりたい)
2)自らの可能性を信じ切れている
(悪戦苦闘しながらも何とかできそう)
3)貢献のイメージが湧いている
(喜んでくれる人の姿にワクワク)
志を立てたときにこの3要素が実現
していたら、個人としてもチームとしても
自発的に動き、困難に対してもみんなで
知恵を出し合いながら乗り越えていけそうです。
逆にこの3要素が無い状態だと、
一見物事が進んでいるように見えても、
実はモチベーションが徐々に
下がっていたり停滞してしまう
かもしれませんね。
この3要素に意識を向け続けることは
非常に重要だと思っています。
では、どうしたらこの3要素をありありと
感じることができるのでしょうか?
様々な方法がありますが、まずは
思いや考えを語り合う対話が有効です。
「なぜやりたいのか」
「どんな貢献をしたいのか」
「どんな未来を望んでいるのか」など、
内に秘めた思いや考えにじっくり向き合い、
それを他の人に話すことで
気づきや共感が生まれ、3要素が
自然と育まれ始める感じがしています。
その際、コーチと一緒に取り組むことも
非常にパワフルな方法です。
可能性を信じて勇気づけてくれる存在が
すぐ側にいるからこそ、
3要素がよりクリアになり、実現に向けて
力強く歩み出していくことができます。
ぜひ3要素を携えた志を立て、
望む人生を切り拓いていきましょう。