ウエイクアップの上田晶子(あっちゃん)です。
コーアクティブ・コーチングのコースや
企業内でのトレーニングプログラムの
トレーナーを担当しています。
ウエイクアップでは、
コーアクティブ・コーチングのエッセンスを
組織の中でのマネジメントや人材育成、
リーダーシップ開発に活用するための
プログラムを提供しています。
(CAO: Co-Active® Approach for Organization)
このメルマガを読んでくださっている方の中には、
組織の中で「上司」という重要かつ
影響力のある役割を担っている方も
多くいらっしゃると思うので、
応援の気持ちを込めて、
そのプログラムでの出来事について、
シェアさせてください。
先日、参加された方のお一人
(Aさんとします)が最後の一言として
言葉にされたことがとても印象的でした。
「これまで、上司は正解を出さなければ
いけないと思っていたんですが、
部下と一緒に考えたらいいんだ、
と分かって、肩の荷が下りました。」
ほっとした、柔らかな表情で
そう言葉にされていました。
そしてその言葉の奥に、何かを見つけて
握ったような、力強いエネルギーを感じました。
Aさんからは、2日間通して、
自分ごととして当事者意識を持ち、
積極的に参加されている姿勢が
伝わってきていました。
そして、ご一緒させていただく中で、
Aさんは、何か大事な「問い」を持って
この場にいらっしゃるんだろうな
と感じていました。
最後の一言を聞いた時、
Aさんの中で持っていた問いは、
「上司の本来の役割とは何か?」
「自分は、本当はどんな上司でありたいのか?」
だったのではないか、と思いました。
その問いに対しての、Aさんなりのヒントや
方向性が見つかったことが伝わり、
2日間ご一緒できたことは、
Aさんにとっても、
Aさんの部下の方たちにとっても、
お互いが今よりさらに力が湧く、
そんな違いを生み出すきっかけになるのでは、
という兆しを感じ、嬉しく思いました。
そして、Aさんは、きっとこれまで
上司の役割を、歯を食いしばり、
ぐっと胸を張り、どんなに難しい局面でも、
時に孤独を感じながらも、
ベストを尽くして全うすることを
されてきたんだろうなと
リスペクトの気持ちが湧きました。
CAOは、以下のことをねらいとしたプログラムです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
部下も自分も成長し生産性が上がる
コーチング的コミュニケーションの
スタンスとスキルを学ぶ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
コーアクティブなアプローチの前提にあるのは、
誰かだけが正解を持っているのではなく、
誰かだけが頑張るのではなく、
人と人が、お互いに持っているものを
最大限に持ち寄り、創り出す。
そんなスタンスです。
そのスタンスからの行動が、
自ずと、相手も自分も成長し、幅を広げ、
よき仕事を共に創り出すことにつながります。
新しい年が始まり、
今年も“上司”の役割を持ち、
人と組織に関わっていく皆さんへ。
「あなたにとって、上司の本来の役割とは何か?」
「あなたは、本当はどんな上司でありたいのか?」
上司の皆さんにとっても、
部下の方たちにとっても、
お互いにさらに力が湧いてくる。
ぜひ、そんな答えを見つけてください。