ウエイクアップの池田佐佳子です。
いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。
今日は「スタンスを取る」ということ
について書いてみようと思います。
※スタンスを取るというのは、
自分の意見を相手に表示・提示することです。
CTIのコーチングコースの最初にある
基礎コースでは、まず「傾聴」について
学ぶことから始まります。
私が受講生だった頃、やる事は
十分過ぎるほど理解していたのですが、
実際にやってみると、まったく
傾聴できなかったことを覚えています。
その意外な経験から、基礎コース終了後
仕事場でめちゃくちゃ傾聴の練習をしました。
傾聴の練習の一例を紹介します。
相手の話を聴いた上で、
「なんか聴いてると○○したいって
思ってるみたいだけど、どう?」
と、最後に必ず「~どう?」を付けて、
相手にボールを渡す感じです。
それをやると、「そうそう!」と
ノリノリで話をしてくれたり
「いや、っていうか□□って感じ」
といった感じで、相手から意見や
アイディアが出てきたりするので、
(傾聴すごいな!)と思い、
さらに傾聴力を鍛え続けました。
ところがある時、こう言われるのです。
「あのさ、どうどう?って聞くけど、
あなたはどう考えてるの?」
それはまるで、
「なんで逃げ腰で良い感じの距離感で
話してんのさ、あんたが考えてることも
テーブルに出して一緒に考えようよ。」
と言われた気がしました。
いつの間にか、私は「どう?」と相手に
委ねる風に装うのが楽なのを良いことに
スタンスを取ることを手放していたのです。
○○風って本物じゃないですよね。
(「広島風お好み焼き」という表現にも
県民として一言申したい!)
スタンスを取る、って結構勇気いると思います。
正直分からない、自分の意見は特にない
って時もあるかもしれません。
けれど、それも含めて
自分の意見を伝える、スタンスを取ることは、
相手と対等でいることの一つの証でもある
と私は思います。
CTIで伝えるコーチングは
Co-Activeコーチングと呼びます。
Co-Activeを表現する重要なものの一つに
「協働」というものがあります。
相手と、人として対等な関係で協働する。
これをもって初めてCo-Activeな関わり
と言います。
私は、スタンスを取ってこそ、
Co-Activeな関わりと言えると思っています。
【おまけトーク】
わかる方には分かると思いますが、
ここ数日、宇多田ヒカルの
「First Love」を聴きまくっています。
23年前の1999年にリリースしたとは
思えないほど、全く色褪せない、
まさにevergreenですね。