こんにちは。
ウエイクアップの組織変容コーチの
中村菜津子です。
私はウエイクアップの活動と平行して、
公認心理師として組織のメンタルヘルス
対策のお手伝いをしています。
ストレスには「良いストレス」と
「悪いストレス」があることをご存じですか?
「ストレス」という概念を提唱した
ハンス・セリエ博士は、ストレスは
「人生のスパイス」と呼ぶことができる
と言っています。
「ストレス=悪いもの」と
捉えられがちですが、良いストレスは、
心の成長を促してくれます。
「負けて悔しい。次は頑張ろう」、
「私もそれができるようになりたい」
と思って頑張る時は、難しいことも
時間がかかることもストレスと感じず、
前向きに取り組むことができ、
うまくいってもいかなくてもその経験は
自信へとつながっていきます。
また、新しいことに挑戦する時の
ちょっとした緊張やワクワク感も、
じつは体にとってはいつもと違う
ストレス状態といえるのです。
つまり「良いストレス」は活力を
生み出してくれる、人生を楽しくする
スパイスのようなものなのです。
「悪いストレス」が「良いストレス」に
変わった経験はありますか。
仕事の難しさは変わらないけど、
上司が異動で変わって関わりが変わり、
やりがいのあるものに思えるようになった。
仕事の忙しさは前の職場と変わらない
けれど、ここはお互いにフォローしあえる
体制があるので安心して新しいことに
挑戦できるようになった。
などといったような経験をされた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
個人の意識を変えるには環境要因は
とても大きいですよね。
部下の自立を願うあまり
孤独にさせてはいないでしょうか。
人間は誰かに精神的依存ができないと
精神健康に悪影響が出るとも言われています。
皆さんの職場にはどのような
相互サポート体制がありますか?
「4種のソーシャルサポート」という
考え方があります。
1つ目は「情緒的サポート」です。
これは声をかける、励ます、笑顔で
対応する、真摯に受け答えするなどの
心の安定を目的としたものです。
2つ目は問題解決に役立つアドバイス、
的確な指示や解決といった
「情報的サポート」。
3つ目は、実際に手助けする
「道具的サポート」。
そして最後は仕事ぶりを適切に
振り返ったり、褒めるなどの
「評価的サポート」です。
皆さんの職場に、もっとあったら良い
と思うサポートはどれでしょうか。
適切な相互サポートのある組織の中で
起こるストレスはきっとおいしい
スパイスになるに違いありません。
ウエイクアップでは組織変容の話し合い
の支援も行っています。
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